HF-PLC Watching Site

2005-06-24

次世代ブロードバンド構想2010

総務省の次世代ブロードバンド構想案に対する意見公募が行われています。締め切りは6月27日です。この中でブロードバンド戦略に関する文書が公表されています。4ページでPLCについても触れていますが,数々あるブロードバンド対応技術のうち,一番最後に列せられています。しかも「その実用化の可能性や方式については別途専門的な検討を要する」のだと。

また,2010年におけるブロードバンド構想の青写真では,PLCはなんと!括弧付きになっています。

これがPLCに対する総務省内の位置づけということが伺えますね。
05:33:07 - ohishi -

jr9mfkさんによるコメント:

研究会構成員を出している日経ラジオ社が、“脚注41には『「高速電力線搬送通信に関する研究会」(座長:杉浦行東北大学電気通信研究所教授)にて検討中である。』とあるが、同研究会で検討されているのは構内を対象とした高速電力線搬送通信技術のみであり、本章で論じられているインターネットアクセス手段としての技術については検討されていない。”と脚注41の削除を求めましたが、研究会での検討中か否かという事実関係に関する記述に過ぎないにもかかわらず、明確な理由なく退けられています。
http://www.soumu.go.jp/s-ne...

アクセス系については検討対象外だと安心することなく、注視していくことが必要でしょう。
(投稿日時:2005-07-18 13:10:56)
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欧米におけるPLC利用者の実態

巷ではPLCは欧米で実用化され広く使われているとの報道が見られますが,ここに欧米の実態を表した統計があります。欧州全体で2万人弱ということは,欧州全体の人口比では0.01%にも満たないということが分かります。同様に米国でも3000人程度。人口比でも0.01%にも満たない。
欧州委員会がPLC推進勧告を採択しても,当の電力会社は商売にならんということでPLCを広めていないということのようです。
01:29:28 - ohishi - コメント0件(追加)

2005-06-23

日本経団連規制改革要望

情報通信分野の筆頭を飾っています。さすがに170Mbpsとか200Mbpsとか書くのは気が咎めたのか、「数Mbps〜数10Mbpsの高速通信」と景表法上も安全サイドの書き振りですけど。

2番目のUWBはITUでも厳しい情勢になっていることが報じられています。米FCCの行け行けドンドンに他国、いや米政府部内でも異論があるのはPLCとて同じ。EC勧告(2005-04-12既報)に欧州内でも異論があるように、世界は必ずしもPLC推進の風が吹いているわけではないことを考えて舵を取らないと、岸に着けずに漂流しますよ。
01:04:31 - jr9mfk - コメント0件(追加)

日本経団連規制改革要望

重複のため本文削除。
01:03:53 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

経団連はアクセス系PLCの特性を理解していない(知らされていない)ということが分かりました。PLC親モデムから各子モデムまではせいぜい500m程度の距離しか取れません。親モデムまでの光ファイバがなければブロードバンドにはならない。無線で引っ張ってくることを考えている?
しかし,研究会で検討しているのはディジタルデバイドの解消ではなく,屋内の情報家電接続などに限ったものなんですが・・・
この改革要望はピントはずれですね。
(投稿日時:2005-06-23 02:39:03)
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2005-06-21

屋外より屋内の方がより厳しい、という見方

発表自体は1年ほど前のようですが、最近欧州OPERAのサイトに掲載された "A Technique to Reduce Electromagnetic Field Radiated by Indoor PLC Systems" という論文があります。著者はスイス(国立研究所)・独(大学)・仏(電力会社)の三国連名。

興味深いのは、INTORODUCTIONで、屋外配線に比べ、「シールドされておらず、(干渉相手まで)距離が短い」「調整の余地がない」屋内配線の方がより厳しいと指摘している点。欧州では屋外配線が地中化又はシールドされているのが当たり前なので、こういう見方になるのでしょう。さらに、総務省の研究会ではPLC使用世帯で使用するラジオなどへの干渉は考慮する必要がないとの意見も出ているようですが、この論文の著者はきちんと考慮する立場にあることが窺えます。

具体的内容としては、接地も含め三線ある屋内配線の接地線までコモンモード電流低減に利用することで漏洩磁界を約20dB低減し、さらに接地線と中性線の間の負荷を適宜変化させることでさらなる低減を狙うという対策を提案しています。

残念ながら、屋内配線が二線しかない我が国ではこの手は使えません。だから、研究会でもPLC使用世帯での干渉から目をそらさせようとしている、と見るのはやや穿ち過ぎでしょうけど。
01:02:21 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

一般の方は電波干渉など予想もしません。日本の電力線の構造は世界でも相当に悪いほうなので,生じる干渉は最悪に近くなるでしょう。

「便利だ」という魔法の言葉に騙されて導入したはいいが,テレビやラジオの映りが悪くなったり,通信できたりできなかったりという現象に悩まされることになる。スエーデンのゴットランド島での導入実験でも接続できないという事例が結構あったそうです。

「安い,うまい,早い」は吉野屋だけで結構。私は吉野屋の牛丼すら食べたいと思いませんが(笑)

それから,欧州でも電力線が地中化されていないところは結構あります。現在フランスですが,ちょっと田舎にいくと電柱が立っていますよ。都会では確かに地中化されていて空が広い。でも都会でもADSLや光ファイバーがどんどん普及しています。PLCは誰も知らないというのが現実。
(投稿日時:2005-06-21 01:21:07)
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2005-06-18

豪ACA、BPLからの干渉管理に関するパブリックコメント募集中

豪通信主管庁ACAのBPLページでBPLからの干渉管理に関するパブリックコメントを募集しています。総務省の研究会は国内放送の日経ラジオ社の発言が多くNHKは影が薄いようですが、これは国際放送の放送対象地域でのパブコメですし、少数民族のコミュニティが本国からの番組を短波で聴いていることも指摘しています(BBCなどはFMで再送信されているのであまり問題ない)。NHKにとっても他人事ではありません。

ところで、豪での短波帯割当周波数16557波のうち、防衛用が6648波、それに航空海上警察消防救急などを加えた公共性の高い業務が12454波もあるそうです。日本でも総務省の研究会に国土交通省(航空局、海上保安庁)がオブザーバー参加していますが、参加していない機関との干渉問題も解決していかねばならないでしょう。
10:24:05 - jr9mfk -

村上健一郎さんによるコメント:

日本の場合船舶や漁業がたくさん短波を使っていますから、何をもって公共性が高い、低いを位置づけるかがやや疑問なのですが、なにしろ大ユーザーたる警察庁(主に受信)や防衛庁が秘密主義で行動して研究会にも出てきません。さらに大ユーザーでありながら日本人でない在日米軍というものもありますから、これだけでも推進派にとってのハードルは高いといって良いでしょう。
アメリカなんて自国では賛成、駐留国には反対と平気でいってきますから。今の政治情勢でアメリカには突っ張れないでしょうしね。
(投稿日時:2005-06-20 19:44:36)
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2005-06-15

「研究会」参加以外の企業の動向

その1:
KDDI(株)の隔月刊PR誌「TIME & SPACE」6/7月号に、(株)KDDI研究所への取材記事の形で、「家電ネットワークの情報を守る電力線通信の鍵共有技術」という記事が載っています。同研究所では、昨年秋から電力線通信の情報セキュリティについて研究を始めたとのこと。
また、今月の(財)日本ITU協会主催・総務省共催のITU基本問題研究会(締切済)の講師も(株)KDDI研究所です。


その2:
Yahoo! Japanで「電力線搬送通信」を検索すると、「スポンサーサイト」として住友電工のサイトが表示されます。1ページ目では「当社は世界最速200Mbpsの通信速度を実現したPLCモデムの開発にも成功」と書いておきながら、2ページ目では「同モデムのチップはスペインDS2社製を採用」とのこと。住友電工自身が「開発」したのは全体の何割にあたるんだろう?
00:31:25 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

住友電工のWebを見ました。国内外で注目されていると書いていますが,米国でも欧州でも誰も知りませんよ。(現在欧州滞在中)欧州でも光ファイバーの敷設が進み,私が滞在する大学のアパートでも100Mbpsのネットが無料で使えます。特に米国ではPLCユーザーはゼロなんだそうです。
1月に住友電工の方とお話しする機会がありましたが,普及しないのはモデムが1台2万円相当だからだとおっしゃっていました。ペアで4万円ですか。ユーザーが増えないと値段を下げられないのですが,通信速度が不安定だとユーザーは増えないですよねぇ。
(投稿日時:2005-06-15 03:43:22)

jr9mfkさんによるコメント:

「通信速度が不安定」もそうでしょうが、「この製品に搭載された電力線通信装置は近隣の無線通信や放送の受信に影響を及ぼすことがあります。苦情を受けた場合は直ちにスイッチを切り、電力線通信機能の使用をやめてください。これを守らない場合、電波法に基づき、総務大臣から障害除去のため使用の停止などを命じられることがあります」なんて注意書きを付けたエアコンや冷蔵庫が、そうでない製品よりも1円でも高く売れると本気で考えているのでしょうか。

もっとも、3年前の研究会ヒアリングで、「何か問題が起きても電力会社は免責にしてほしい」と主張した電力会社(その後PLC-Jに加入せず)がありました。PLC導入に消極的な電力会社がそう主張するのはわかるけど、まさかPLC-J会員企業はそんなこと言い出さないでしょうね?!

《2005-06-17追記》
免責を主張した電力会社と書いたのは中部電力のことでしたが、その後、PLC-J会員になっていたことに気付きました。「(その後PLC-Jに加入せず)」と「PLC導入に消極的な電力会社〜わかるけど、」は取り消します。
なお、(株)KDDI研究所もPLC-J会員になっています。
http://www.plc-j.org/member...
(投稿日時:2005-06-15 09:14:18)
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2005-06-03

研究会開催予定(6月14日)

次回研究会予定及び前回の資料が公開されています。ここです
23:39:30 - ohishi - コメント0件(追加)

2005-06-02

新たな短波帯PLC実験に免許

今晩は。
表題の通り、短波帯PLC施設に対して免許が交付されました。詳細は総務省九州総合通信局の公式発表をどうぞ。
19:24:09 - ISHIZAKI -

JE1CKA 熊谷さんによるコメント:

CEPCAに5社が加わり正式発足しました。

詳細は
http://wind.ap.teacup.com/j...
(投稿日時:2005-06-03 16:41:28)
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