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HF-PLC Watching Site
2005-07-28
短波帯PLC実験施設に免許
今晩は。
さて、表題の通り新たな施設に対して免許が交付されています。
詳細は
総務省東海総合通信局の公式発表をどうぞ。
2005-07-26
UPA、PLC相互間共存仕様を発表
UPAは複数のPLCシステムを同一電力線で共存させる仕様を発表しました(
プレスリリース(pdf))。
メールで申し込めば送ってくれるというので入手しましたが、2-12MHzと13-30MHz(具体的な周波数は今後変更されることがある)の2つの帯域に分け、共存を図るコンセプトのようです。両帯域を使うシステムもありますが。
なお、UPAには伊藤忠商事、住友電工、東洋ネットワークシステムズ(東洋通信機を分割した会社)が参加しています。
2005-07-22
走るPLC
やや旧聞ですが、12日付け日経産業によると、三菱マテリアルはPLCを自動車向けに応用し、制御用の通信線を電源線と共用するための開発を本格化させたとのこと。最大で配線重量を半分にできるらしい。
大した通信容量は要しないともみられ、どの周波数帯を使うのかわかりませんが、短波放送バンドを使う場合、短波ラジオを標準装備している一部車種(
例)での採用は難しいでしょうね。
住宅用と異なりシールドを完全にすれば問題ないかもしれませんが、そうすると配線重量面でのメリットが減殺されるでしょうし。
00:09:26 -
jr9mfk -
きっと、そんな車でモービル運用をしようと思うと、イグニッション対策なんてものではなくて、まともには使えないんでしょうね。
新車を買って、IC7000も買ったし、いざ搭載したらノイズだらけで使えない、なんてことになるかも
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2005-07-20
欧OPERAサイト掲載論文、「隣の階までならWi-Fi 」
今日ohishiさんからいただいたコメントに関連するのですが、新たな情報を含むため別項目にします。
欧州OPERAのサイトに先週掲載された論文 "Performance analysis of hybrid broadband access technologies using PLC and Wi-Fi" によると、4階建ての住宅で実験した結果、隣の階までならWi-FiだけでカバーしてもWi-FiのバックボーンとしてPLCを利用してもほぼ同じ性能(つまり、安いWi-Fiだけの方が有利)、さらに階を離した場合にはWi-FiのバックボーンとしてPLCを利用した方が有利だったとか。
戸建て住宅がせいぜい3階建ての我が国の場合、2階にWi-Fiのアクセスポイントを置きさえすればPLCの出番はないということですね。集合住宅でも秋葉原で親子機セット4000円のHomePNA2.0とか、それで性能不足ならVDSLとかc.LINKとか使えばいいわけです。各戸に電話とテレビの配線は来ているはずだし、理論値(机上の空論値ともいう)せいぜい200Mbit/sのPLCを数十戸でシェアするくらいなら、各戸ごとに数十Mbit/s占有できるVDSLの方が性能的にも有利です。PLCじゃ「♪100メガ占有ひとりじめ?」((c)東京電力)という惹句は使えません。
23:31:37 -
jr9mfk -
我が家は鉄筋コンクリートのマンションですが,FTTH+VDSL+ルータ付き無線LANで家中でインターネット接続が可能になっています。ルータに有線接続した場合の実効速度はだいたい35-40Mbps,無線で繋いだ場合は実効10Mbpsといったところです。プロトコルが標準化されているので安心して相互接続できるというのも魅力。構造壁を通すと,さすがに電波強度は落ちますが,壁一枚程度なら問題なく通信できています。
PLCの場合は相互接続するためには同一系列のメーカ製品を選ばなければならない。しかも速度は不安定だし,通信できない場合もあり得る。一般ユーザはそこまで苦労してPLCを使うだろうか?
ohishiさん:
>構造壁を通すと,さすがに電波強度は落ちますが,壁一枚程度なら問題なく通信できています。
住宅でなく会議場に無線LANを設置した経験がありますが、2階のメイン会議室にアクセスポイントを置いただけで5階のサブ会議室まで「実用上の問題なく」カバーできました。地下室ならともかく、ちゃんと人が暮らす窓のある部屋では窓越しで結構通信できるようです。
ダイバシティアンテナ付きのやや高級なアクセスポイントを使いましたが、そこの会議場は有線LAN使用1端子ごとの1日単位定額課金なので、2階から5階まで1端子だけの使用で済んだ分で、アクセスポイント代くらい軽く賄えた計算です。
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2005-07-19
米Forbes、BPLに冷ややかな記事を掲載
米Forbesのサイトは、最近IBMやGoogleがBPLに取り組み始めたものの、既に90%の地域でDSLやケーブルが利用可能な現状では既に遅きに失したのではないかとのCox通信の
記事を掲載しています。田舎の住民にとってBPL構想による最大の利益は、それがDSLなどの他の手段の田舎への導入を後押ししたことらしい。
u-コンセントサービス
NTTネオメイトほかの
ニュースリリースには明記されていないが、公開特許公報を見ると、コンセントとルーターとの間の通信手段は「イーサネット、PLC、無線などが利用できる」と例示しながら「イーサネットを想定」している。
安く利用可能ならば何でもいい、というのが本音だろう。新築ならイーサ、既築でも無線、というのが世界的に見ても現実解では?
そういや、PLC-Jから総務省への研究会設置の
要望書(pdf)や
高速電力線通信システム概要を見ても、
日本経団連の規制緩和要望(pdf)を見ても、いや、これまで研究会に提出された全資料を眺めてみても、「何故、無線LANでは駄目なのか」について何も語られていないようにみえる。
いま何故、PLCなんだろう? 自己目的化してるんじゃないのか?
21:03:44 -
jr9mfk -
最近の無線LAN製品は,電波の到達距離が長くなっています。また外付けアンテナによって1階においたアクセスポイントを介して2階からインターネットにアクセスすることも容易になっている。確かにどこにアクセスポイントを配置するべきか,など考えなくてはならない面はあるが,現状の技術で対応できるようになっている点は評価できる。しかも他の家電製品を稼働させても通信速度に影響はない。
宅内系PLCの売りは,無線LANの欠点とされていた壁越し通信や1F--2F間の通信が容易という点。もはやその優位性はない。家電製品を稼働させてインピーダンスが低い部分が回路上に生じると,通信できなくなるという欠点は相変わらず。この欠点を補うためには,インピーダンスアッパーとかいう装置(回路?)をつけなくてはならないのだそうだ。
コモンモードフィルターなど様々な漏洩防止策,インピーダンス確保策を施さないといけないわけだが,これって「モデムをコンセントに挿すだけで既存の電力線網をそのまま利用した通信」ってことになるのか??
日本国民はそれほど馬鹿ではないぞ。
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2005-07-18
iBurstと電力線でインフラ補完――ライブドアの新構想
ITmediaの記事です。パワードコムと連携してPLCの利用も,ということですが,記事を読む限り「バックボーン」としての利用を検討しているように思えます。アクセス系PLCは永遠に目がないのですから,勘違いしている可能性が一つ。もしくは,PLCをアクセス系にも利用しようと電力会社が考えているという話にライブドアが(問題点を理解せずに)飛びついたということか?
ホリエモン,しっかりしてくれ!下手なモノに飛びつくとヤケドするぜ。
新車を買って、IC7000も買ったし、いざ搭載したらノイズだらけで使えない、なんてことになるかも