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HF-PLC Watching Site
2008-01-29
ラジオCM「自己紹介(PLC)」編
12:13:38 -
ohishi -
コンセントに差し込んだら高速インターネットに接続できちゃうんだ。
どんな技術なんだろう??
すごいことなのに普及しないねぇ(笑)
コメント1件(追加)
3月7日の環境電磁工学研究会で,PLC漏洩電界測定結果を発表
2008-01-28
公取委 審判制度を廃止へ -- さて,総務省はどうする?
1月25日の朝日新聞の記事ですが,公正取引委員会は,経済界から「公取委は検察官役と裁判官役を兼ねており,公正な審理が確保されない」と批判されていた審判制度を,談合やカルテルの場合は廃止する方針を固めたとのこと。
以前にも類似の記事があり,公正取引委員会自身も,検察官役と裁判官役を同一機関の職員が務めることへの批判に理解を示しているそうです。
この公正取引委員会の審判は,電波監理審議会の審理と並んで,準司法的位置づけになっています。つまり一般の裁判における第一審的位置づけです。
従って,公正取引委員会の審判に対する公正な審理が確保されないとの批判は,総務省職員が(建前上は独立した)主任審理官を務める電波監理審議会の異議申し立て審理にも当てはまるわけであり,今後,総務省がどのような対応を取るかが注目されます。
2008-01-27
「PLC」は認知度高いが利用度最低
IT Pro Researchの調査結果として,1月25日に公表された記事です。
IT関連キーワードの認知度・業務への影響・利用状況を調査するため,2007年12月中旬にITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者にアンケートを実施し,有効回答2515件を得た結果をまとめた記事になっています。
===引用はじめ===
LANケーブルの代わりに電力配線を使って通信する「PLC」は,企業の情報システムでも,ホテルや製造業の工場など,無線LANのアクセスポイントが設置しにくかったり電波ノイズが強い環境での導入事例が出ている。しかし今回の調査ではPLCについて,企業情報システムの担当者の認知度は高いものの,導入/利用面ではまだ関心が低いという結果が示された。
===引用終わり===
ということです。
2008-01-20
技術的な仕様検討が曖昧なままスタートしたPLC
CNET Japanの(おそらく関係者の)ブログページに,「過去のIT業界10大予測を振り返ると・・・」と題して,
2007年のトレンド予測があたったかどうか,という記事が出ていました。
PLCはそのトレンド予測の第10位で,「電力線通信(PLC)が意外に早く普及へ」「家庭の新しい通信手段として意外に急テンポで普及するかも・・・。」とあったのですが,これに対してCNET Japanのブログでは,「電力線通信(PLC)は少しずつ普及していると思いますが、私の周りでは使っている人はいません。ADSLか光ファイバーで皆満足している模様。」と。(アクセス系に使えると勘違いしたコメント?)
このブログ記事の著者が,記事へのコメントに対する返答を以下のように書き込んでいます。
===引用はじめ===
PLCの問題の一つに、家庭内で電力消費の大きい機器を使用するとノイズが生じて通信速度が低下するというものがありますが、技術的に成熟してきたことで、ノイズ対策を講じた製品が出始めているという状況ですね。利用者の声をネットで集める限り、ノイズによるかなりの影響が出ているようです。
無線LANの設定を複雑と感じる年配層や無線LANの電波が壁を通らないような建築物に居住する人にとっては、非常にありがたい存在に思われているようですが、PLCを実際に使ってみるともしかして幻滅するかもしれません。
技術的な仕様検討が曖昧なままスタートしたPLCですから、今後の議論次第では非常に厳しい状況に立たされる可能性はありますが、技術的な問題が解決されれば普及に弾みがつく技術だと思います。
===引用おわり===
1月10日にも触れましたが,その技術的な問題の解決がPLCの今後にとって最も重要な課題です。
2008-01-18
異議申し立て 審理は2月8日
1月17日,
総務省は官報(本紙 第4748号)で,PLCに対する異議申し立ての審理を開始すると告示しました。これまで申し立てられた4本を併合し,2月8日午後2時から審理が行われます。
2008-01-16
PLCアダプタ:CNC-1000の取り消しと2件の新規型式指定を告示
1月16日の官報で以下の
PLCアダプタ関連告示(本紙 第4747号)が行われました。
CNC-1000の型式指定取り消し 総務省告示第十六号
ZAX-100C(ゼクセロン)とPL7660(Pop Link) 総務省告示第十三号
(参考:これまでの型式指定数 91,型式指定取り消し数 22)
2008-01-11
太陽活動が活発化 -- 電子機器に障害の予測
1月10日の朝日新聞オンライン版にあった記事ですが,太陽活動が極小期を過ぎ,活動が徐々に活発になりつつある(みかけ上は黒点の数が増えてゆく)とのこと。
太陽の活動期には,フレア(太陽面の大爆発)も増え,それに伴ったプラズマの流れが活発になります。すると太陽から飛び出した荷電粒子の流れである太陽風が増え,地球磁場に捕獲されて,電磁場の擾乱を増やします。その結果,無線通信に影響が出たり,アンテナとなっている電力線に強い電流が励起される可能性が高くなる。電力線に強い電流が流れれば,PLCにも予期せぬ影響が出るかもしれない。
そのような磁気嵐を予測するのがNICTが行っている
宇宙天気予報で,これは主として短波帯の観測データに基づいている。予報に基づけば障害を回避するための対策を取ることが可能となる。
太陽活動の極大は2011年から12年と予測されている(周期は11年)ので,時間が経つにつれて様々な影響が出てくるだろう。
PLCの漏洩電波が,この宇宙天気予報のための短波帯電波観測に影響を与えるとすれば,社会的にも大きなマイナスとなる。
2008-01-10
CES2008 -- 未発表製品をこっそり大量展示
IT Proに出ていたCES2008でのPLC展示情報続報です。記事のタイトルが「未発表製品が
こっそりと大量展示、HD-PLC業界団体ブースで」となっています。
大部分は,昨年のCEATECで展示されていたものと思われます。
CES2008でのPLC展示情報--理論値を上げるより漏洩を下げよ
インプレスの記事に,ラスベガスで開催されている
CES2008でのPLC展示情報が出ていました。
理論値をいくら大きくしたものを開発しても,電力線のL1/L2構造が変化しない以上,繋がらない場合が相変わらず残ります。通信できる場合の実効値を上げるためには,電力線に注入するパワーを上げるのが簡単ですが,すると今でも問題視されている漏洩電界がますます酷い状況になる。
通信速度の改善よりも,漏洩電界を下げる技術開発を進めることが今後のPLCにとって最重要課題であるはずなのですが。
2008-01-07
PLCアダプタ オークションでの落札状況
オークションに出されているPLCアダプタの落札状況は,
aucfan.comで一覧を見ることができます。
1年前から様々なPLCアダプタがオークションに出品されていますが,現在の落札価格は,
パナソニックのBL-PA100KTが8,000?12,000円程度,
アイオーデータのPLC-ET/M-Sが9,000?11,000円程度となっています。
注目するべき点は,
ロジテックのLPL-TX/Sです。発売当初は出品も落札もほとんどなかったのですが,2007年11月後半からある古物商により出品が続き,落札価格が7,000?9,000円と市販価格を大きく下回っています。型式指定再取得が10月4日でしたが,それと何らかの関係があるのでしょうか?
一方,光ネッツ(最近,
社名をIHSと改名したようですが,URLは以前のまま)のCNC-1000については11月24日以降は落札はゼロ。出品もほとんどない状態が続いています。光ネッツはCNC-1000の商品情報をしばらくホームページから削除していましたが,今年に入って再び
商品情報のリンクを復活させています。ただし,その情報の中には,無線への妨害の可能性などに関する説明はありません。
どんな技術なんだろう??
すごいことなのに普及しないねぇ(笑)