HF-PLC Watching Site

2010-09-18

APRASCでPLCに関する複数の講演

9月22日から26日まで、富山国際会議場で国際電波科学連合 (URSI) のアジア・太平洋地域会合(APRASC2010) が開催されます。この会議では、電波に関連する幅広い研究発表などが行われ、アンテナ理論、電磁両立性 (EMC) なども含まれます。

EMCのセッション内で、以下に示すように、PLCに関する多くの発表が行われます。
・9月23日(木) セッションE1 (EMC problems in PLC) 10時10分〜12時10分

E1-1: COMMOM-MODE CURRENT IN TWO-CONDUCTOR TRANSMISSION LINE SYSTEM(Invited) Y. Kami University of Electro-Communications, Japan

E1-2: AEE POWER CONTROLLED PLC SYSTEM WITH DUAL-MODE SIGNAL TRANSMISSION S. Tsuzuki, S. Tatsuno, I. S. Areni, Y. Yamada Ehime University, Japan

E1-3: IMPACT OF THE PLT DISTURBANCE AGAINST RADIO ASTRONOMY IN THE HF BAND M. Ohishi1, M. Kitagawa2, H. Misawa3, F. Tsuchiya3 1National Astronomical Observatory of Japan, Japan, 2Osaka University, Japan, 3Tohoku University, Japan

E1-4: CONDUCTED INTERFERENCE IMMUNITY CHARACTERISTICS TO HIGH-SPEED POWER LINE COMMUNICATION SYSTEM M. Tokuda1, T. Yamagata1, T. Matsuo2 1Tokyo City University, Japan, 2Sumitomo Electric Networks, Inc., Japan

E1-5: PLC AND VDSL2 - 17MHZ COEXISTENCE F. Moulin, P. Peron, A. Zeddam Orange Labs, France

E1-6: DETERMINIG TRANSMISSION DIRECTION OF COMMON-MODE DISTURBANCE BY CALCULATING ITS ACTIVE POWER USING NEW VOLTAGE AND CURRENT PROBE(Invited) N. Naomichi, A. Yoshiharu, K. Ryuichi NTT, Japan

また、9月25日のポスターセッションでもいくつかの研究発表が行われます。
・9月25日(土) セッションEP 15時30分〜17時30分

EP-1: IN-SITU ANTENNA GAIN MEASUREMENTS OF DOMESTIC POWERLINES FOR PLT M. Kitagawa Osaka University, Japan

EP-2: TRANSMISSION LOSS CHARACTERISTICS OF POWER LINE WITH DISTRIBUTION BOARD USING FOUR TERMINAL PAIR NETWORK THEORY T. Yamagata, M. Tokuda Tokyo City University, Japan

EP-11: IMPACT OF THE PLT DISTURBANCE AGAINST RADIO SERVICES IN THE HF BAND(Invited) M. Ohishi, M. Kitagawa National Astronomical Observatory of Japan, Japan, and Osaka University, Japan

発表者の中には日本のPLC技術基準策定に深く関わった方々も含まれており、その間違いが明らかになっている今、どのような発表をするのかに注目です。

19:10:17 - ohishi - コメント0件(追加)

2010-09-01

電力線に分岐がある場合の取り扱い

2010年9月3日に北海道大学で、電子情報通信学会環境電磁工学研究会が開催されます。ここでは、阪大の北川先生と豊橋技術科学大学の大平先生による「屋内電力配線のスイッチ分岐におけるモード変換 〜 混合モード散乱行列による解析 〜」という研究発表が行われます。

この研究発表のタイトルから推察されるように、一般的にスイッチ分岐が存在する屋内電力線において電流のモード変換がどの程度生じるのかを扱っているものですので、PLCモデムを屋内電力線に接続した時に、どれだけの(不要)放射が生じるのかを理論的に理解するための重要な基礎を与えると考えられます。

(追記:9月18日) 発表後、聴講者から発表内容は正しいとの発言がありました。発表内容には、電力線に分岐があった場合に、その分岐をインピーダンスで置き換えて扱えるのは限定的である、ということも含まれていましたが、上記発言者は、インピーダンスへの置き換えはどのような条件でも可能であると主張していた研究者でしたので、その方の主張の誤りを認めたこととなりました。
10:39:46 - ohishi - コメント0件(追加)