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2005-10-06

韓国でのインターネットサービスは見通し立たず

朝鮮日報は、7MbpsのLAN用モデムが一対向120000ウォンで発売されたもののそれではまだ高価であること、産業資源部(経済産業省に相当)、韓国電力、PowercommがPLCインターネットプロジェクトに取り組んでいるものの今後の見通しが立たないことを伝えています。

posted at 08:08:30 on 2005-10-06 by jr9mfk -

コメント

ohishi さんによるコメント

このモデムは非常に大きいですね。こんなのが各コンセントにささっているのは美観を損ねますね。また,通常はコンセントには二口とか三口とか電源を取れる口がありますが,モデムを挿すと他の電源が取れなくなる。延長コードに先にモデムをつければいいが,こんなに大きなモデムでは邪魔。理論値で7Mbpsということは実効値では1Mbps出ればいいほうでしょう。ADSLより遅い・・・

また記事では「PLCプロバイダ」なる言葉が出ていますが,低電圧PLCが通信できる距離がせいぜい数100mであることが伝えられていないのでしょうか。一般紙だから誤解しても仕方ない?でも新聞報道は「正しい」と取られがち。
2005-10-06 13:39:51

JS1KQQ さんによるコメント

ようやく、松下、三菱、シャープのブースを回って話を聞きました。松下と三菱は説明員が現場の技術者らしく、技術的な質問にもしっかりと答えていましたが、シャープの説明員は技術はわかならいとかで話になりませんでした。
松下でしてもらった説明では、
(1)CEAREC会場での測定値(基準値)35dBμV/mは5m離れた地点での値で一般家庭環境よりは高い、
(2)アマ無線用のノッチはデフォルトで入っているので上記漏洩レベルは問題ない(アマ無線の周波数は未使用だから)がその他の短波放送を聞くときはユーザがノッチを設定、
(3)分電盤を通ると30dB以上減衰するので宅外への漏洩は問題にならない(実験済み)、
(4)セキュリティはAESで暗号化し宅内モデム間の認証を必須にする、
(5)アマ無線用のノッチを入れても100Mbps以上出せる、
(6)時分割の通信なので1家庭あたりの漏洩のレベルは基本的にモデム1台分(衝突時のみレベルオーバー)、
(7)全世帯が使うことはないだろうから漏洩の総量は問題にならない、
(8)10月4日の結論(9月26日の杉浦座長案)はクリアできる、
(9)トラブルはモデムメーカ側が対応(給湯器の誤動作を念頭)、
(10)モデムの値段は1万円以下(無線LANと同等以下が目標)、
ということでした。
三菱もほぼ同様の見解でしたが、他に
(11)現状では他社のモデムと相互接続性なし(今後の検討課題、ただし三菱、松下間はOKとのこと)、
ということでした。
突っ込みどころはいろいろある内容かと思います。話していて感じたのは無線LANはかなり意識している様子でした。また今の時期になって未だにメーカ間の相互接続性が確保されていないのは少々驚き(薄々感じてはいたが)というところでしょうか。長くなりましたが、ご参考になれば。
2005-10-06 23:32:50

JS1KQQ さんによるコメント

訂正!
ごめんなさい。(1)のところ、CEARECではなくCEATECです。
2005-10-06 23:36:49

mikami さんによるコメント

mikamiと申します。自分のblogでPLCのことを取り上げています(理解が足りないので勉強しながらですが…)。
JS1KQQさんのCEATECの情報、とても参考になりました。
コメントのコメントで恐縮ですが、JS1KQQさんのCEATECのコメントを引用させてもらえないでしょうか。
リンク先のblogでここのアドレスと共に引用の形で入れたいと考えております。
よろしければ引用許可をくださいませ。
2005-10-11 03:02:00
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