オーストリアの電気通信主管庁である運輸・技術開発省の動向は
2006-01-17でもお伝えしたところですが、
その後の発表によれば、屋内モデムでも3m離れた地点で80dBμV/m/9kHzという強烈な雑音を観測したとのこと。
こんなん使ったら、我が国総務大臣基準による放送区域の電界強度が30dBμV/mという短波放送はもとより、高雑音区域の中波放送といえども壊滅的な打撃を受けそうです。
発表資料の末尾ではCEPT ECC/REC/(05)04の規定値を引用していますが、我が国CISPR委員会の許容値提案は(直接比較できないものの)それよりも大甘と思われ、CISPRに持ってっても欧州勢の支持が得られないことは明らかです。それでもこれで国内規格(総務省令)だけは作ってしまうのかしらん?