松下電器、三菱電機、ソニーがPLCアライアンス設立へ。
各社発表(
松下、
三菱、
ソニー)。
時事は
ラスベガス発で伝えたから、
International CESに合わせた発表なのだろう。つまり、仮に漏洩電波低減技術が未熟であろうと(実験結果がほとんど公開されていないから未熟かどうか判断できないのだが)、昨年末に伏線を張っておく必要があった。
毎日は松下電器が「短波放送を受信している隣で電力線通信をしていても、ほとんど気にならない」と言っていると伝えるが、「隣」がどの程度の距離か、「ほとんど気にならない」がどの程度の劣化か、定量的にはまったく示されていない。
Internet Watchは「3社はこれまで高速電力線通信推進協議会(PLC-J)で、PLC技術を基盤にしたホームネットワークの運用体系や相互接続について検討してきたという」と伝えるが、ソニーは少なくとも昨年10月7日時点で
PLC-Jの会員ではなく、唐突な感じ。守秘義務違反は除名(
会則第15条第2項第3号)という厳しい制約を会員に課しているPLC-Jのこと、非会員と情報共有するには高いハードルがあったと思うのだが。
さて、昨年末から短波帯PLCに関する様々な「報道」が流されています。これらの「報道」を受けて、BCL界では、一部あきらめたような雰囲気があります。
マスコミ等から流される「報道」を鵜呑みにするのではなく、自分の頭でよく考えていただきたいものです。かしこ