HF-PLC Watching Site

2006-10-24

どの家やオフィスにもある片切りスイッチで大漏洩発生

本サイト2月10日に報じられた記事のなかで,電力線を不平衡にする原因となる電気機器として片切りスイッチが指摘されていますが,去る3月に京都大学は実際に片切りスイッチを含む屋内の電力線網を模した設備を用いPLCによる漏洩電界を測定しています。

この論文英語版はこちら)によると,片切りスイッチのオンオフによって電力線のLCLが激変し,最小値10dBを切るケースもみられ,これに伴って漏洩電界が約40dBμV/mから約90dBμV/mへと激増しています

仮にPLCモデムから80cmの地点でのコモンモード電流が許容値を満たしているとしても,電力線の途中でコモンモード電流が増大して大きな漏洩電波が発生してしまいます。つまり,杉浦主査の主導によるPLC許容値設定の考え方は破綻している --> 情報通信審議会答申=電波監理審議会答申は間違い,ということになります。

posted at 23:18:49 on 2006-10-24 by ohishi -

コメント

今日は午後から さんによるコメント

http://jh3ykv.rgr.jp/mt/arc...
PLC行政訴訟 原告募集は10月31日で募集終了します
2006-10-25 13:47:43

今日は午後から さんによるコメント

http://www.doblog.com/weblo...
現在、原告71名。支援者20名。
2006-10-25 13:50:44
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