HF-PLC Watching Site

2007-06-05

NECグループ、クランプ型PLCを市場投入

NECグループは5日、中・大規模ネットワーク向けPLC事業の強化について発表しました。

親機(HE/TDレピータ)と中継器(FDレピータ)に、電源端子と通信端子を分離するクランプ型を採用したのが注目されます。昨年6月の情報通信審議会答申は、30MHz以下について「当分の間、通信端子に対する許容値の適用を延期する」としており、10月に公布された改正電波法施行規則においても通信端子の許容値は規定されていません。もっとも、測定法を定める告示で「クランプ型の電力線搬送通信設備については、その設備に付属する電源線を挟んで妨害波測定を行うこと」とされており、通信端子が分離されていたとしてもまったくの青天井になるわけではありませんが、「付属する電源線」と実際に使用する電源線が異なる場合(例:付属が単相2線式、実際が単相3線式)、型式指定申請時に提出されたデータ取得時と異なる状況で使用されることもあるわけで、今後3年間100億円という売上目標(日経の記事の単価から1施設50?100万円(子機約10?30台)と推定して全国1万?2万施設に相当)とあわせ、今後議論を呼びそうです。

posted at 21:04:00 on 2007-06-05 by jr9mfk -

コメント

コメントは付いていません(追加)

コメント追加