HF-PLC Watching Site

2007-06-05

ITU-R WP1A会合でPLCの議論

ジュネーブに本部がある国際電気通信連合 (ITU) 無線通信部門 (ITU-R) の作業部会1A (WP1A) は,6月11日から15日にかけてPLCからの妨害制限値に関する勧告を作成に向けた審議を行います。この会合に向け,PLCに関する利害関係者がその見解を述べる文書をITU-Rに入力しています。(文書は,アクセス権が与えられている人だけがダウンロードできます。)

米国の放送事業者連合 (NABA) は,放送を保護するための勧告である勧告ITU-R BO/BT 1786を参照して,受忍できる干渉値は全受信システムノイズ電力の1%とし,その値を絶対に越えないこと,と主張しています。同様に欧州の放送事業者連合 (EBU) は,PLCから放送を保護するための勧告案 (投票による承認プロセスで米国政府だけが反対した。日本政府は賛成。)の内容 (受忍できるPLCからの干渉値は背景雑音の1%) を反映するよう要請しています。

posted at 21:04:27 on 2007-06-05 by ohishi -

コメント

jr9mfk さんによるコメント

ARRLはこのWP1Aに、米国代表団の一員として代表を派遣するとのことです。
http://www.eham.net/article...
2007-06-10 21:26:35
コメント1件(追加)

コメント追加