電灯線インターネット掲示板 過去ログ

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datetimesubjectauthorlink
  2002-04-01   01:02:29   ネット家電は低速・安価・ノートラブルのPLCが本命です   インターネット技術者  
    13:17:59   掲示板の趣旨   JG1RVN　加藤徹  
    13:25:28   すみません　補足します   JG1RVN　加藤徹  
    22:38:15   久しぶりに来てみました。   あるメーカーの技術者です。  
  2002-04-02   10:29:03   日経コミュニケーション誌   JG1RVN　加藤徹  
    12:20:45   早く定量的なデータを望む   あるメーカーの技術者です  
    12:41:26   知らないユーザーは、かわいそう   あるメーカーの技術者です  
  2002-04-03   09:56:09   アンテナとの距離   JG1RVN　加藤徹  
    10:30:17   BSE問題の教訓その２   JG1RVN　加藤徹  
    12:27:19   念のため   あるメーカーの技術者です  
    23:47:09   高周波使用を甘く見るな！   高周波技術者  
  2002-04-04   13:50:33   参考ですが   JG1RVN　加藤　徹  
    19:55:02   実験結果公表しました   JG1RVN　加藤徹  
  2002-04-05   00:43:25   実験結果拝見しました。   高周波技術者  
    09:16:41   解説   事情により匿名  
    10:00:14   短波放送への影響見積り   JL4CVB 鹿山  
    11:05:07   やや政治的な追補   JL4CVB 鹿山  
    17:15:47   並べ替え   JA8GYQ＠礒野   Link
    18:23:25   規制緩和、現状のままでは無理   高周波技術者  
    21:32:55   re: 規制緩和、現状のままでは無理   JL1KRA  
  2002-04-06   12:15:29   re: 規制緩和、現状のままでは無理   高周波技術者  
    19:30:27   受信チェックについて補足   事情により匿名  
    19:56:20   航空機での使用制限も対策必須   事情により匿名  
    20:21:38   なお・・・   事情により匿名  
    20:48:02   大学では   当方も事情により匿名  
    22:07:10   船の場合は？   石崎　亮史朗  
  2002-04-07   08:48:31   ＰＬＣにＮｏ！の意思表示を   JG1RVN　加藤徹  
  2002-04-09   05:23:27   Webpage更新   JL4CVB 鹿山   Link
    06:32:29   無題   JA8GYQ＠礒野  
    07:09:34   6dB補正   JA8GYQ＠礒野   Link
  2002-04-10   00:38:02   re:6dB補正   JL4CVB 鹿山  
  2002-04-11   04:30:48   「技術は人なり」   JS1AZA 杉山   Link
    09:38:03   ＦＴＴＨ加速しました   ＪＧ１ＲＶＮ　加藤　徹  
  2002-04-13   07:45:36   ボカシを入れました   JG1RVN　加藤　徹  
    14:11:30   欧米からも公の分析が   JG1RVN　加藤徹  
    20:45:14   やっぱり   村上 健一郎  
  2002-04-14   00:24:25   蚊に刺された程度   高周波技術者  
    07:50:18   HomePNA　2.0はOK   JG1RVN　加藤徹  
    15:58:43   無題   JL1KRAなかじ  
    18:34:34   ケースバイケースは無謀   JG1RVN　加藤徹  
    21:31:21   拝啓、若尾正義殿   匿名希望BCL  
    23:02:59   配慮なし   高周波技術者  
  2002-04-15   23:00:02   無題   石崎　亮史朗  
    23:03:57   怒りを通り越して、あきれています。   石崎　亮史朗  
  2002-04-16   07:33:30   高周波利用設備について   JG1RVN  
    08:03:03   そういえば   JG1RVN　加藤徹  
  2002-04-17   21:43:11   わかっとるんかいな   村上 健一郎  
  2002-04-18   11:50:55   期待すること   JG1RVN　加藤徹  
    18:46:39   問題視する人々の広がり   JL1KRA   Link
    23:22:17   あらあら東電さん   ＤＦＫ技術研究所  
  2002-04-19   09:06:39   re:あらあら東電さん   JG1RVN　加藤徹  
  2002-04-20   00:10:37   請願書   ＤＦＫ技術研究所  
    09:56:16   法の平等性   ＪＧ1RVN 加藤徹  
    10:08:36   ＣＱ誌を買いましょう   ＪＧ１RVN 加藤徹  
    10:33:32   それに   高周波技術者  
    12:55:17   誤字ありました、すみません。   高周波技術者  
  2002-04-22   14:42:03   学校現場から   中学校教員  
    21:30:46   Re:学校現場から   石崎　亮史朗  
    21:38:28   Re:Re:学校現場から   石崎　亮史朗  
    22:22:50   Re: 学校現場から   JH5ESM Cosy   Link
  2002-04-23   10:05:27   売れればいいのっ！   JG1RVN　加藤徹  
    14:12:54   Re: 学校現場から   JL1KRA  
    19:02:52   電力線搬送通信設備に関する研究会   JA8JDQ  
    19:28:23   あれれ？   JG1RVN　加藤徹  
    21:17:37   電気新聞４／２３   電子情報通信学会会員  
    22:05:09   情報ありがとうございます   JG1RVN　加藤徹  
    22:15:59   中部電力FTTH参入   JG1RVN　加藤徹  
    23:29:57   学校現場から２   中学校教員  
    23:50:27   同軸構造の電灯線は？   JG1RVN　加藤徹  
    23:53:10   訂正   JG1RVN　加藤徹  
  2002-04-24   00:26:24   短波帯への影響は昔からわかっていた   高周波技術者  
    01:01:20   RE:短波帯への影響は昔からわかっていた   JA8JDQ  
    10:47:04   ＨＦ帯の規制緩和以前に   JG1RVN　加藤徹  
    11:46:27   何と言ったら良いか   賛成派  
    12:12:53   >何と言ったら良いか   高周波技術者  
    12:15:47   すみませんが   JG1RVN　加藤徹  
    13:28:57   無題   賛成派  
    14:30:12   たとえば．．．   7M3LGB  
    15:03:20   数の論理   JG1RVN　加藤徹  
    15:25:08   Re:何と言ったらよいか   JL4CVB 鹿山  
    15:45:54   無題   賛成派  
    16:14:24   無題   賛成派  
    18:42:17   日経から   JG1RVN　加藤徹  
    18:48:38   無題   JL1KRA  
    18:49:33   まあまあ   高周波技術者  
    18:50:13   ひとこと   JA8JDQ  
    19:24:20   >定量的なデータ   高周波技術者  
    19:44:54   海上保安庁と自衛隊へ周知の必要性   ＤＦＫ技術研究所  
    20:22:03   おすすめ   JG1RVN　加藤徹  
    21:36:16   エイリアンはなし   JL1KRA  
  2002-04-25   10:01:33   誰とは云えませんが   JG1RVN  
    18:16:33   この論客、どこかにいたような   ja2002a  
    20:31:01   賛成派さんへ   JL4CVB 鹿山  
  2002-04-26   09:02:27   短波を業務とするみなさん   JG1RVN　加藤  
    10:50:45   学校内のネットの無料サービス   名無し  
    10:51:49   SRI   JG1RVN  
    12:13:25   Klez.E/Gにご注意下さい   JL4CVB 鹿山  
    18:28:16   吃驚。   JA8GYQ 礒野   Link
    18:33:31   訂正   JA8GYQ 礒野   Link
  2002-04-27   05:33:59   re:学校内ネットの無料サービス   JG1RVN  
    12:01:09   沖縄電力は・・・   JG1RVN　加藤徹  
    12:33:00   知らない人の為にも   高周波技術者  
    20:08:14   請願、請願   村上 健一郎  
  2002-04-29   19:51:14   ＫＡＮＨＡＭに圧力？   電子情報通信学会会員  
    21:11:51   請願   石崎　亮史朗  
  2002-04-30   17:14:12   研究会開催   JG1RVN 加藤徹  
    17:50:09   訂正します   JG1RVN  
    19:58:07   訂正します　その２   JG1RVN  
    20:45:50   電波の扱い方   高周波技術者  
    22:21:36   関ハムでのＰＬＣ講演   JA3VAP　水島   Link

2002-04-01 01:02:29 ネット家電は低速・安価・ノートラブルのPLCが本命です (インターネット技術者)

ネット家電に関係するのでここは一応チェックしていましたが、今日ははっきりさせておきたいことがあって投稿します。出先からVCRとか空調の設定をやりたいっていうのは、インターネット普及以前からある実需でして、通信速度としては電話回線でも十分可能なのですが、やはり電話回線と家電をつなぐのが結構面倒で、PLCの方に分があります。村上さんの記事で、東洋経済の太田昌孝先生のコラムが紹介されていますが、たぶん元ねたは情報処理学会誌の2000年4月でしょう。太田先生は日本では少ない本当の意味のインターネット研究者の一人で、自らネット家電用のプロトコルも開発されています。基本的には、いまリモコンでやっていることがインターネット経由で外からモバイルでできれば十分というのが我々の共通認識なので、実はみなさんが反対している短波帯を使う必要性はまったくありません。それよりも１円でも安くかつトラブルフリーということを重視していますので、他の製品を誤動作させたり隣近所に迷惑をかける可能性の高い技術は最初から問題外です。低速のものならば至近距離の中波ラジオへの妨害もクリアできますので、短波にはもちろん影響ありません。PLCでブロードバンドというのがナンセンスだというのは太田先生と全く同感で、むしろ技術的にも社会的にも問題の多い技術と同列に扱われることで、ネット家電に逆風が吹くのは迷惑です。ARIBでもこの2つはきちんと分けています。どうか、短波帯を守るために、直接関係のない低速PLCやネット家電まで否定されませんようにお願いいたします。いにしえの昔から自販機のCokeが売り切れかどうかはハッカーにとって重要な情報でした。

2002-04-01 13:17:59 掲示板の趣旨 (JG1RVN　加藤徹)

インターネット技術者さんのご意見、ごもっとも　です

この掲示板の趣旨は　
>電灯線への短波重畳、およびノイズへの規制緩和に関する問題を取り扱う掲示板
ということですので、
既存の450kHz以下のPLCについては、私的には特に問題ないと考えています。
　
皆さんも、
・４５０ｋＨｚ以下の既存のＰＬＣ（実用化済）
・２００２年までに検討されている２〜３０ＭＨｚ帯のＰＬＣ「漏洩電磁波問題」
の両者の明確な違いは押さえていると思います。
　
ちょっと前の「ラジオの製作」などを愛読されていた方は、子供のころ、
電線ワイヤードインターフォンなどを自作して近所の子供と通話して
喜んでいた方々も多いでしょう。これもPLCですね。
　
もちろん
http://www.mie.panasonic.co.jp/topics/000829.html#*4
http://www.mei.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn000828-2/jn000828-2-2.html
などの既存PLCの技術開発や製品が出ていることもチェックしております。
　
ただし、ですが、何処の誰がマスコミに流しているのか分かりませんが
インターネットの高速化はアマチュア無線家が反対しているからだ、
海外で実証実験が済んだので日本でも規制緩和され次第販売！
（※それ自体は間違っていませんが、高速PLCで通信が出来たことは推測
されますが漏洩電磁波に対する配慮が全くなしで、しかも一方的に地中に
電線が通っている国などの電界強度を規制緩和に要求する無神経さが
アリアリ　さらには電気掃除機のノイズとPLCノイズを比較するツワモノまで）
のような論調のものが実際に出ていることは事実です。
　
御指摘のように真面目にARIB内で議論検討している方々には、まことに
迷惑千万な暴論と思われます。むろん同じ会社の中でも、450kHz以下の
PLC開発部隊と、短波帯PLCの開発部隊が並存しているところもありましょう。
ただし「同じ会社」の場合は、外形上、一体と見なされても仕方ないと
思います。
　
業界内や社内でも十分チェックの上、暴走する者に関しては十分注意して
いただきたく希望します。先般も雑誌に短波帯において「微弱無線局と同等の
電界強度を要求したい」と読み取れる記事が掲載されておりました。
　
少し冷静に考えれば、この意味はすぐわかります。このような主張では
短波放送受信に対する配慮は全く考慮されておらず道義的にも許されざる
企業である（＝ついては「選択の自由を行使」させていただく可能性もある）
と多くの皆様に判断されても致し方のないでしょう。
　
今後も、一部の人々の「問題行動」については、真面目に既存PLC技術を
育成開発されるお立場からも、十分注意していただきたく思います。
また、ご議論される際も既存PLC技術と問題になっている２〜３０MHｚ帯の
PLC規制緩和問題は、明確に分けて考えることを期待します。

2002-04-01 13:25:28 すみません　補足します (JG1RVN　加藤徹)

補足説明　ちょっと趣旨が不明なところがありましたので補足します
　
RVN>インターネットの高速化はアマチュア無線家が反対しているからだ、
　
電灯線インターネット高速化の障害はアマチュア無線が反対しているからだ
の趣旨です。私たちは闇雲に反対しているのではなく、漏洩電磁波が既存の
短波通信に影響を与えることについて反対しています。
　
短波通信は云うまでもなくアマチュア無線家（約１００万）のほか、
ラジオたんぱ（聴取者約１００万名）、航空通信、国防に関する通信、
漁業無線、Suicaなどに代表されるICカード、医療機器などの多くの
用途があり、これらに影響するものについては、許されるべきではない
と考えています。むろん、漏洩電磁波については数々の科学的実験から
そのメカニズム等を解明し、欧米並みの基準では我が国の空中架線においては
物理的に既存の通信に壊滅的な影響を与えることを実証してきています。

2002-04-01 22:38:15 久しぶりに来てみました。 (あるメーカーの技術者です。)

久しぶりに立ち寄ってみました。

>むしろ技術的にも社会的にも問題の多い技術と同列に扱われることで、ネット家電>に逆風が吹くのは迷惑です。ARIBでもこの2つはきちんと分けています。どうか、>短波帯を守るために、直接関係のない低速PLCやネット家電まで否定されませんよ
>うにお願いいたします。

(社)電波産業界の方で、きちっとした説明をしていれば、この様な誤解は生まれないはずです。現状として低速PLCやネット家電のメーカーにまで誤解が生じている
様であれば、この問題を真剣にとらえなければなりません。
少し下に紹介してありました日本工業新聞の記事も拝見しましたが、正確な報道が
されていませんね。実はこの様な報道が誤解を生むきっかけになる事もあります。

>電灯線インターネット高速化の障害はアマチュア無線が反対しているからだ
>の趣旨です。私たちは闇雲に反対しているのではなく、漏洩電磁波が既存の
>短波通信に影響を与えることについて反対しています。

この掲示板を何回も見ている方は、加藤氏の上記書き込みは、網膜に焼きつく
くらい存じているはずです。この中で正直に書き込んでいる人は、同意見でし
ょう。

この掲示板に登場する反対派の方々は、電灯線インターネットの問題点に対してまじめに取り組んでいるにも関わらず、(社)電波産業界の関係者等の回答やコメントが殆ど見受けられないのは非常に残念です。規格会議委員名簿を見る限りでは
一流のメンバーがそろっている様ですが。

2002-04-02 10:29:03 日経コミュニケーション誌 (JG1RVN　加藤徹)

同誌オンラインニュースにPLCの記事が
http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/news/ncc2829.html
掲載されました。
　
ただし文中の「環境ノイズレベル」は、「スペクトラムアナライザーのノイズ
レベル」のことと思います。評価はJARLの発表を待ちましょう。
　
総務省見解では電力線搬送線通信の規制緩和は「既存の短波通信に影響を
与えないことが前提」とされています。

2002-04-02 12:20:45 早く定量的なデータを望む (あるメーカーの技術者です)

>ただし文中の「環境ノイズレベル」は、「スペクトラムアナライザーのノイズ
>レベル」のことと思います。評価はJARLの発表を待ちましょう。

そうですね、スペアナのノイズレベルだとしても、各設定値で大きく変わります。
早く、定量的なデータを確認したいですね。
それに、「環境ノイズレベル」といっても、その後にどの様な処理を施されているかによっては、大きく変わります。

2002-04-02 12:41:26 知らないユーザーは、かわいそう (あるメーカーの技術者です)

追加

この前近所のアマチュア無線局を他の件で訪ねた。空中線にも同軸ケーブルで給電している為、このラインからのノイズ混入はそれなりにカット出来ると思う。
但し、ロッドアンテナの短波ラジオユーザーはどうなるか？
ＰＬＣの出力レベルにもよるが選局不能になるだろう。何も知らない短波ラジオユーザーは突然の視聴妨害を受ける事になる。これをＴＶ視聴に置き換えたら許されないのは当然。
アマチュア無線が規制緩和の障害の様に報道されている記事を多く見かけるが、
偏った報道で目の先だけで促進するよりも、上記の様な他にもクリアしなければならない問題はあるはずなのだから、本当に規制緩和を求めるなら各メーカーさん、方策や問題解決を最優先に実施すべきではないでしょうか。

昼休みが終わったのでこのへんで。

2002-04-03 09:56:09 アンテナとの距離 (JG1RVN　加藤徹)

都内で電車の車窓からアマチュア無線局のアンテナ設置形態を見ていると
電線に平行にＶ字型アンテナが屋根馬で上がっているケースを頻繁に
目にします。したがって、電力線から３ｍ程度でノイズ感が皆無または
影響軽微な状態にならないと、やはり「既存の通信に影響を与えない」とは
いえないでしょう。BCLの場合、ACアダプターで短波放送を受信する状況
を考えると、ACからの混入があっても、放送受信に影響を与えないという
技術水準をクリアーせねばなりません。
　
ロジック遊びで、やれ微弱無線局と同じにせよとか、掃除機のノイズより
云々というのは、まったく詭弁以外の何物でもありません。なぜなら、
既存の短波無線局に影響がないという総務省前提条件をクリアーできない
のですから。PLCをオンオフして短波ラジオにノイズが入ったり消えたりします。
さて原因は何でしょう？という問いをするならば、幼稚園の子供でも
答えるのは容易です。「その箱のせいでーす」と。
　
たしかに、e-Japan計画にまで載せたものではありますが、無理なものは無理と
潔く撤退する判断も必要なのではないかと思います。今なら傷も浅いです。
量産を開始して、販売後に各地で問題が勃発してからでは、それこそ
ＢＳＥ問題の二の舞ではありませんか！問題が国政上で明らかになれば、
その過程の「出来れば黙っていたい」ことも次々と明らかになることでしょう。
　
ITの高度化に関しては、FTTH,FWA，CATVなど、いくらでも代替手段が
あり、こちらに注力するのが企業利益としても穏当かと思います。

2002-04-03 10:30:17 BSE問題の教訓その２ (JG1RVN　加藤徹)

BSE問題調査最終報告の要旨から抜粋します
・危機意識の欠如と危機管理体制の欠落
・生産者優先消費者保護軽視の行政
・政策決定過程の不透明性（政と官の関係が政策決定の不透明性を助長）
・専門家の意見の適切な反映の欠如
・情報公開の不徹底と消費者理解不足
とのこと。
　
PLC問題の今後を考える上で示唆ある内容と思われます。
PLCについては、まだ間に合います。
目先の利益を見れば道を見失いますから、その後の展開について
冷静に良く考えるべきでしょう。

2002-04-03 12:27:19 念のため (あるメーカーの技術者です)

>この前近所のアマチュア無線局を他の件で訪ねた。空中線にも同軸ケーブルで給電>している為、このラインからのノイズ混入はそれなりにカット出来ると思う。

こう書くと、アマチュア無線は問題ないと勘違いする人がいるかもしれないので、
念のために言っておくけど、短波ラジオよりかは、少しましなくらいと言う事。
逆に言うと、短波ラジオは大打撃を受け、使い物にならなくなる可能性がある。

今仕事で、放送機器のあるデジタルインターフェースを測定中ですが、シールド側を外し、スペアナで確認すると、広い範囲に輻射を撒き散らす。同軸ケーブルで
接続すれば、全然問題ないレベル。
確かに、既存の電力引き込み線をそのまま使用すれば安上がりだが、だからと言って、無線局や短波放送に妨害を与える事は絶対許されません。
規制緩和を求めるのなら、十分な納得出来る方策を提示してもらいたいものです。







>但し、ロッドアンテナの短波ラジオユーザーはどうなるか？

2002-04-03 23:47:09 高周波使用を甘く見るな！ (高周波技術者)

下記は、日経コミュニケーション誌の抜粋

（公表された一部の実験結果は，電力線通信の漏えい電波によって測定限界が高くなったことを示唆している。また，スペクトル・アナライザの測定値も，漏えい電波が環境中のノイズよりも10〜15dBm強いという結果になった。「影響があるかないか」という問いについては，明らかに「ある」という結果になったと言える。ただ，影響の程度の評価については，意見が分かれる可能性がある。）

↑スペアナのノイズレベルよりプラス10〜15dBmですか。スペアナの設定値にもよりますが、これって短波の無線機に確実に影響を及ぼすと言っている様なものです。（スペアナを使用する技術者なら直ぐにわかりますね。）
影響の程度の評価については，意見が分かれると記してありますが、少なくとも短波帯に出ている熱心なアマチュア無線愛好家は、１００パーセント大反対間違えなしです。気休めな書き方は止めましょう。業務無線局にとっては、業務妨害は深刻な問題です。

それにしてもＩＴ関連の業界は、規制緩和を楽観的にとらえている様に見えるのは
私だけでしょうか？一部マスコミの報道も平気で誤報を出してますね。
何の為に電波法があるのか、何の為に資格が必要なのかをもう一度基本に戻って考える必要があると思います。

2002-04-04 13:50:33 参考ですが (JG1RVN　加藤　徹)

アマチュア無線機の受信性能をIC-775DX��(ICOM)で見てみますと
ノイズフロアレベルは　-140dBm　@14.1MHz　IF　band　width=500Hz
受信感度は　10dB　S/N時で　1.8〜29.990MHzで　-16dBμ以下です。
　
最近はQRPという小電力による交信がCW/SSBで盛んですが
このときの　PWR=5W　が世界的なトレンドです。
CWですと　100mW　でもEuropeやUSAは比較的楽に交信可能です。
国内ですと　20mW　ダイポール　の電力でも7MHzCWモードで関東と関西の
交信が成立しています。
　
電車の車窓から外を見れば電線近傍にハムのバンザイ型ダイポールが林立
しているのが日本の現状です。これだけの短波利用者の人口密度は
世界のどこにもありません。従ってスペインや米国のデータを持ってきても
無意味ですし、ましてや地中架線のフランスのデータは何をいわんや・・・
　
結論としては諸外国の国内規制値は参考になりませんし、その値を
我が国で主張すること自体が「明確な誤り」です。国際的に云々ということも
良く聞きますが、まずは我が国の国土事情や短波利用者の状況を鑑みて
そこから議論をスタートさせないと我が国情を無視した、とんでもない話に
飛躍してしまいます。ハムの数を単純に国土面積の割合で算出すれば
米国と比較して、どうなりますか？
　
ここに漏洩電磁波が生じる機器を大量投入したら、どうなるかは云うまでも
ないでしょう。電柱の上の電線は、短波帯の漏洩電磁波君にとっては、
この上なく高能率にノイズを放射できる絶好のアンテナですから。

2002-04-04 19:55:02 実験結果公表しました (JG1RVN　加藤徹)

４月３日，JARL電磁環境委員会が開催され，先のJARL・ARIB合同実験データ
を最終的にとりまとめました。
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/akagi0126.htm
からPDFでダウンロードしてください。

2002-04-05 00:43:25 実験結果拝見しました。 (高周波技術者)

早速ダウンロードし、拝見してます。ノッチの入っている部分は確認できますが、フラットに見える部分はスペアナのノイズフロアなので、本当に重要なのはそれ以下の所であり非常に残念。アマチュア局は、不特定多数を相手にしている為、受信機の感度は高く設定されており、中途半端なノッチ又はＢＥＦでは、効果は期待出来ません。
逆にＰＬＣモデムの方は、幾つかのキャリアホールを設けても、打撃的な問題は
発生しない為、気持ちとしては楽な方でしょう。
アマチュアの周波数はノッチが入っているので少しはマシだが、それ以外の周波数については、お手上げ状態。もし、短波放送受信者がＰＬＣを訴えたら、勝てる自信ありますか？

2002-04-05 09:16:41 解説 (事情により匿名)

ノッチ周波数付近の委細は、スペアナでは自身のノイズで分かりません。
スペアナの測定限界は受信機のS/Nの限界よりも低いです（受信機の方が
感度が高い）。
　
そこでSGからのキャリアを受信してキャリアが聞こえる限界点を
測定しています。７．測定結果　をごらんください。観測点では
SGのレベルが-122.8dbm〜-135.2dBm（周波数による＠水平偏波）で
キャリア信号を確認できるレベルであることがお分かりになると思います。
　
次にモデムをOnした状態の表５以下のデータをごらんください。
キャリアが聞こえる限界を測定すると周波数や条件にもよりますが、
ノッチがかけてある周波数でも、ほとんどの領域でノイズレベルが
上昇しています。また、アマチュア局の周波数較正に使用される標準電波
（これはアマチュア業務に必須＝検査時にも較正を指示され操作する
必要があります）付近のデータもご覧ください。
いかがでしょうか？
　
この高周波利用設備は実働状態において
「既存の短波通信に影響しないのが前提」という総務省の前提条件を
満たしているでしょうか？
　
なお、実働状態ではタワー上から広範囲の見通しになる電線から各家庭から
複数の電磁波を受けますので、S/Nは、さらに悪化します。
これは対向する「たった１組」のモデムの観測データであって、
実用段階のノイズではない、ということも加味してデータをご覧ください。
　
これで「OK」ならば「BSE問題」の二の舞。予見可能性どころの騒ぎではなく
電磁波漏洩の被害が「確実」です。被害が確認された段階で当然、問題
になり、その過程の調査で、都合の悪いこと（誰にとって？）が色々と
明らかになることでしょう。これ以上の深入りはやめ「引き際」が大切と
思います。老婆心ながら、最初で最後のご忠告です。

2002-04-05 10:00:14 短波放送への影響見積り (JL4CVB 鹿山)

http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/akagi0126.htm
にあったスペアナデータおよびPDFの実験詳細から、
保護を受けていない（PLCモデムがまともに使っている）
周波数への影響を推察してみます。

上図のスペクトルデータでは、7.8[MHz]近辺で -80[dBm] = 10^(-11)[W]の電力を
受信したとあります。またこのデータは 周波数幅 3[kHz]で測 定したものであり、
これに対して短波放送の帯域幅は 6[kHz]ですので、受信する電力は
2倍の 2×10^(-11)[W] になります。

電力Pと電圧E、電流Iの関係は P = IE で表され、
また電圧Eと電流I、抵抗Rの関係は E = IR となりますので、
電力Pは P = E^2/R で計算する ことが出来ます。

この場合、Rは受信系のインピーダンスですから 50[Ω]となり、
受信電力 E は sqrt(50×2×10^(-11)) = 3.16×10^(-5) = 31.6[μV]
となります。

ちなみに この実験で用いたWD330Sは10m長T2FDアンテナであり、7MHz近辺の利得は
-13.65[dBi] ですので、ダイポールアンテナ（利得 2.15[dBi]）で
受信したと仮定すると 15.8[dB]＝6.16倍の電圧(195[μV])になります。
これをSで評価すると
31.6[μV]＝S8
195[μV]＝S9+12dB
となり、この影響はなおさら看破できないと判断して差し支えないでしょう。

（追補）
○WD330S（報告書 p3に記載、第一電波工業）
http://www.diamond-ant.co.jp/catalog/c-htm/kotei/w.htm
○T2FDアンテナの利得計算にはMMANA（by JE3HHT 森さん）を使用しました。
http://plaza27.mbn.or.jp/~je3hht/mmana/
○受信電圧とS評価の対応は以下の記述に則っています。
30microvolts.htm#voltage-noise

電圧の実数 V[μV] とデシベル表示 v[dBμ] との関係は、
20log10V = v
10^(v/20) = V

電力の実数 P[mW] とデシベル表示 p[dBm] との関係は、
10log10P = p
10^(p/10) = P

アンテナの利得に関しても同様で、ここでは電圧を見ているため
10^(15.8/20) = 6.16 倍 となります。
電力として見るなら10^(15.8/10) = 38.0 倍 となります。
（追補終）

2002-04-05 11:05:07 やや政治的な追補 (JL4CVB 鹿山)

赤城実験の作業班として従事した関係上、私の立場について疑問が
あるかもしれませんので、念のため書き添えさせて頂きます。

○作業班の任期は 4/3 に満了している
○公開されているデータを用いた

の二点により、先に書いた記事は私個人の意見であり、
JARLおよび電磁環境委員会の意見ではありません。
つきましては、先の記事内容について JARL/電磁環境委員会にお問い合わせ頂くことは
ご遠慮願いますようお願い致します。

2002-04-05 17:15:47 並べ替え (JA8GYQ＠礒野) Link

JARL電磁環境委員会のpdfファイルを横に並べてみました。
どのモデムが近隣に設置されるか分からないので
一番悪い値を同一表において見てみたかったというそれだけの
理由だったのですが。
あとJL4CVB 鹿山さんの記述のもありましたように、１０ｍ長の
T2FDには利得にかなりの周波数特性があるので、それも付け加えて
見ました。実は７Ｍ近辺で利得がかなり低いため、他の周波数も
載せておかないとちょっとアンフェアな気がしたものですから。。。
（私のシュミレートで７．８Ｍは鹿山さんより低い値が出てしました。）
しかしながら、利得が高い１８Ｍから上の周波数は、通常八木アンテナ
等の高利得アンテナを使用しているので、その分は考慮しなくては
いけませんね。

いずれにしても、一対向のモデムでも近隣に設置されると、我々にとって
十分すぎるほど煩わしい存在になることは明白であります。
これがそこいら中にばらまかれるとなると。。。ぞっとします。

2002-04-05 18:23:25 規制緩和、現状のままでは無理 (高周波技術者)

アマチュア無線の周波数近辺にノッチを入れてもこの程度。このくらいの努力で規制緩和を唱えるなんて、幼稚っぽくありませんか？
最近の技術者はポリシーが無く随分いいかげんになったものです。全てとは言いませんが。

2002-04-05 21:32:55 re: 規制緩和、現状のままでは無理 (JL1KRA)

ずいぶん参考になるデータが出てくるようになりました。
でも全部批判する側が頑張って提供するデータのみですね。
公益法人電波産業会ＡＲＩＢの存在価値って何だろう？（国民の素朴な疑問）

＞アマチュア無線の周波数近辺にノッチを入れてもこの程度。このくらいの努力で規制緩和を唱えるなんて、幼稚っぽくありませんか？

PLC用のLSI出力にはフィルタは有りませんので、ソフトで原理的に
この周波数成分を使わない設定にしているだけです。よって努力は
何もしていない。

結局この半年ARIB、メーカー各社とも出力スペクトラム一枚すら
公開できない。ほとんどの会社が箱の詰め替え（某評判の悪い国に
売り込まれたLSIを箱に入れただけ）、よって守秘義務などと
言っているが、箱の中は何も判っていないかも。

米国ではHomePlugで随所に障害が出て、早速使用区域を制限する
などの動きがあるようです。

2002-04-06 12:15:29 re: 規制緩和、現状のままでは無理 (高周波技術者)

>PLC用のLSI出力にはフィルタは有りませんので、ソフトで原理的にこの周波数成
>分を使わない設定にしているだけです。よって努力は何もしていない。

なるほどね。よくわかりました。
最大の抵抗勢力である無線家に対しては、効果は無いがノッチを入れましたと宣伝し安心させようとした。他の短波利用者に対しては、知らないうちに規制緩和し、あきらめさせる。こう思われてもしょうがんないでしょう。無策に等しく、今までの期間何をやってきたのでしょうか？知的でないやり方にがっかりさせられます。コストを考えるともともと回避策がないのと、ＰＬＣと言う新しいマーケットに対して真剣に考えていない事がよくわかります。

「既存の短波通信に影響しないのが前提」という総務省の前提条件を考えると、
現在の日本の環境下では、そのまま規制緩和は絶対無理でしょう。
もし規制緩和に持ち込めても、かなりの制約が付くはず。例えば、１．既存の電力線では不可。２．新規に敷設した漏洩輻射対策を施した電力線の使用である事。３．新規に作られた地下に埋設の電力線で、地上への不要輻射が無い事。等。
これでは即市場を広げる事は無理だし、場合によっては採算もとれない。
普通に考えたらこうなると思いますが。
それともいかなる手段を使っても規制緩和を推し進めるのでしょうか？大きいお釣りを受け取る事になりますよ。

2002-04-06 19:30:27 受信チェックについて補足 (事情により匿名)

今回の受信チェックで使用されたIC-756PRO�兇両楮戮任后�
http://www.icom.co.jp/ham/support/i_use/ic-756pro2/ic-756pro2.pdf
最新設計のDSPの受信機です。いわば「もっともＰＬＣの影響を受けにくい
最新式の受信機」というアマチュア側に厳しい条件で公正に試験を行いました。
　
BwはＩＦデジタル処理ですので、水晶フィルタでは生じがちな帯域内リップル
などの個体差の影響はありません。また狙ったBw=600Hzが正確に再現されて
います。（ローエンド機は公称Ｂｗよりも実機のフィルタ幅が広いものが
見られ、ＲＦ段のＢＰＦも粗い物を使えば、実際の測定妨害レベルは高くなり
ますが、この実験では最も厳格な条件としました）
　
実験現場の画像↓をご覧になれば分かりますが
http://www06.u-page.so-net.ne.jp/ga2/semba/
トーンの聞こえたタイミングはスイッチで意志表示するので被験者が
他の被験者の動きを知ることは全くできません。
実験上、割り当てられた、たった一部屋という条件下ではベストを尽くしたと
考えます。
　
画像の中で１３ＭＨｚ帯を受信しているＦＴ−８１７は簡易ホイップでも
（おそらくゲインは対ダイポール比で-10dB以下）これだけの漏洩電磁波
が観測されてしまうということが画像で明確に、お判りになると思います。
ましてやダイポールやゲインのある八木やキュビカルクワッドを使えば
漏洩電磁波レベルは、どうなるかは説明の必要もないでしょう。
　
電灯線の「シールドor地中埋設規制」は素人ユーザーが壁の裏側の電線が遮蔽
タイプかｏｒ地下を通っているのか否かを調べるわけはありません。
そのままコンセントにつないで電磁波を撒き散らすことでしょう。
それが例え航空機の機内であっても・・・（これだから素人は恐ろしい）
　
よって遮蔽に期待した規制緩和は「ザル法」になるのは容易に予見できます。
その場合、事故が起きた場合には総務省は責を負います
ＢＳＥの前例を見ても、生命を守るための通信等が短波では行われて
いるため、容易には許可できないと思います。万が一の場合には、政官経済界
を巻き込んだ大事件になるのは必須です。そこまでのリスクを踏むのは
得策ではありません。
　
遮蔽線に電灯線を交換するくらいならば「きんでん」さんが開発した
電灯線に光ファイバーケーブルを同梱したケーブルの方が実用的でしょう。

2002-04-06 19:56:20 航空機での使用制限も対策必須 (事情により匿名)

>それが例え航空機の機内であっても・・・
　
ＰＬＣノートパソコンをつないでも１台ならば問題ありませんが
複数台を「ＰＬＣでＬＡＮ接続」された場合、現在の機内のＡＣラインでは
短波帯モデムは動作してしまいます。
　
まず航空機は洋上と地上を短波通信で結んでいます。
一部の航空会社は衛星化をフライトコストの関係で延期したことを
明言しています。洋上と地上の短波通信は無くなることはありません。
（完全に衛星移行はできません）これらの通信周波数には現在のモデムでは
「ノッチ」は入っていません！！！（※アマチュアバンドだけなので）

直接的な影響では多くの航空機は「フライバイワイヤ」すなわち、航空機の
姿勢やエンジン出力などを機内の電線の電気信号によって制御している
制御系統への影響が懸念されます（例：Ｂ７７７、Ａ３４０ｅｔｃ）。
　
上空でパイロットが予期しない状況で乗客によりＰＬＣの短波帯の信号が
流されて、万が一、制御系が暴走したら恐ろしいです。
これはユーザーの自己責任で済む話ではありません。ほとんどの航空会社
ではビジネスクラスなどでパソコン用のコンセントが提供されていますが
ＰＬＣが機内で使われることを設計段階では想定していません。
　
機内の持ち込み制限ということではパソコンにＰＬＣが入っているものは
客室乗務員が、パソコンの外形から使用禁止を判断できるための措置
（ドでかい派手なPLCマーキング等）が必要になるでしょう。
　
電磁波の影響という点では外部から電磁波を流して影響なくフライトできる
ことは検査で確認してますが（もともと金属のボディは遮蔽効果があるので）
機内の内部コンセントの乗客持込のＰＬＣによる「電磁波障害」は現時点では
確認されていません。万一、PLCパソコンが機内に持ち込まれても
絶対に墜落しない対策が必要になります。
　
短波ＰＬＣの規制緩和に際しては、これら機内使用の影響調査も必須と思います。安易に規制緩和してはなりません。　

2002-04-06 20:21:38 なお・・・ (事情により匿名)

なお、ここは短波へのノイズ重畳のことが主な議題ですので
詳しいことは航空関係者にゆだね、問題提起にとどめます。

2002-04-06 20:48:02 大学では (当方も事情により匿名)

　超一流国立大学Ｑ大学Ｘ教授によりますと、（教授自身１アマにて５００Ｗだそうですが）アマチュアバンドは、ＰＬＣにとっていつ、（ＰＬＣ側から見て）妨害波が出てくるか、分からない無いため、使いものにならない。それゆえ、ＰＬＣの機械はアマチュアバンドを意図的に外している（つまりフィルタをかけたことになってはいるものの使いものにならないため当初から使用しない規格になっている）とのことです。
　つまり、アマチュアバンドは最初からＰＬＣは（形として）フィルタをかけているけど、ＰＬＣ側が自己防衛上、アマチュアバンドを意識的に回避しているとのことです。
　なお、アマチュアバンドさえよければ、他の周波数帯は「ニコニコしていればいい」とのことでした。
　日本国に対する納税者の一員として御連絡します。

2002-04-06 22:07:10 船の場合は？ (石崎　亮史朗)

先日、航空機への影響について触れられて
おられる方が見えましたが、それなら
外洋を航行中の船舶はどうなるのでしょうか。
かなり衛星通信への代替が困難だと思われますが。
如何でしょうか、国土交通省の担当者様。

2002-04-07 08:48:31 ＰＬＣにＮｏ！の意思表示を (JG1RVN　加藤徹)

JARL/ARIBの合同実験結果で既存の無線通信に影響があることが
明らかになりました。そこで、総務省　電波環境課　に意見のメールを
どしどし送りましょう。
http://www.soumu.go.jp/opinions/opinions.html
ＨＴＭＬ画面で書きやすくなりました。
題名は「電力線搬送通信の規制緩和に反対」などがよろしいでしょう。
http://www.inv.co.jp/~jg1rvn/syosiki.htm
も自由にお使いください。（リンクフリーです）

2002-04-09 05:23:27 Webpage更新 (JL4CVB 鹿山) Link

風邪で寝込んだ反動か、眠れねえっす（泣）
というわけで、赤城実験結果への考察を追加しました
（内容は 4/5に私がこの掲示板に書いた内容とほぼ同じです）。
また、３月分の過去ログを追加しました。

2002-04-09 06:32:29無題 (JA8GYQ＠礒野)


2002-04-09 07:09:34 6dB補正 (JA8GYQ＠礒野) Link

この掲示板では必要ないかと思いますが。。。

昨日ローカル局とＰＬＣ関連の実験をしていたら
どうも話しがかみ合わないんです。
アンテナを繋いだ状態で、２信号パッドからＳＧの信号を
アッテネータ経由で注入し、アンテナの違いによる
受信可能限界点を調べていた時の話しです。
ローカル局が記入してゆく値が間違っているんです。
つまりＳＧから出た出力（dBμ表示）を50Ωに消費させた
電力のdBmに換算するとき、単純にsqrt(E^2/R)と
電卓を叩いていたみたいで、50Ω終端の0dBmを
107dBμとしていたのです。
通常測定器は開放で表示されていますから、終端と開放では
6dB補正しなくてはつじつまが合わず、0dBmは113dBμと
しなくてはいけません。
電測計などのdBμ表示は補正済みなのできっと気にしなかった
のだと思われますが、6dBの差は大きいですよね。
ちょっとした事件（？）なので書いておきます。

ちなみに実験の結果は、その周波数において利得を持つアンテナは
やはり外来のイズを多く拾うため、受信可能限界点は8dB程度
下がる結果となりました。勿論その分の利得はあるわけですが。
昨日は7MHzの２ele八木（25ｍ八木）のみでしたが、周波数や
アンテナ利得によっても変わるでしょうから、もうちょっと
続けて見たいと思います。

↓（名前入れた時点でEnter押しちゃいました。）

2002-04-10 00:38:02 re:6dB補正 (JL4CVB 鹿山)

恥ずかしながら初耳だったので、調べてみました。

測定器と負荷とのマッチングが取れていない場合を想定し、
測定器の端子が開放されていると仮定したときの値（EMF）で表示されることがある。

マッチングが取れている(LOAD)
→ 負荷のインピーダンスと伝送系の特性インピーダンスで電圧を折半する
→ 電圧の値は1/2になる
という仮定から、逆に端子が開放されていると仮定すれば
電圧の値は２倍になる。

つまり、
E [dBμ](LOAD) = E + 6 [dBμ](EMF)

ということですね。

私の書いた考察では受信電圧→S評価値の変換部分で
差が出るかもしれないと思い、引用元のS評価を見直してみました。
引用元はHamJournal #94 のp8 であり、50Ω入力という条件が
明記されていましたので、修正は必要なさそうです。

ご指摘ありがとうございました。

2002-04-11 04:30:48 「技術は人なり」 (JS1AZA 杉山) Link

医療機器への干渉はどうなのでしょうか？
院内にも当然電灯線は、張り巡らされている分けですから。
そうなると、通信どころの問題ではなく最悪人命かかわる問題になるやも知れません。
医療関係者は、このことをご存知なのでしょうか？

技術的な検証も大切ですが、何のために電灯線への短波重畳をするのか、根本的理由と発想に不信感を抱きます。
ここ十数年、私たちの身の回りには、「問題になりそうと分かっていて放置したり、強行して失敗し多大な被害を出していること」がたくさんありますよね。

また私には、最近の通信事業者は横暴に思えて仕方がありません。
某社の勧誘にしも一方的であり、他人への思いやりが感じられないと思います。

今の時代に「逓信訓」ではありませんが、「通信事業に携わるものは、国民の公僕である」という考えを見習って戴きたいものです。
そう「技術は人なり」ですよ！

2002-04-11 09:38:03 ＦＴＴＨ加速しました (ＪＧ１ＲＶＮ　加藤　徹)

各社新聞のＩＴトップ欄に掲載されていますがＮＴＴ東日本がＦＴＴＨの
月額料金を５８００円に値下げするという話です。５８００というと
スカイセンサーＩＣＦ−５８００を思い出してしまう私は相当なオヤジですｈｉ
　
高速通信はＦＴＴＨ、メタル回線はＤＳＬ、マンションなどの光混合回線
やモバイルではＦＷＡ、家電には４５０ｋＨｚ以下の既許可ＰＬＣか無線、
という状況を考えても、ＩＴ全体の進行に短波帯のＰＬＣにどれだけ意味が
あるのかは私も「？？？」です。もう参入の隙間ないんじゃないですか？
よく開発ニュースには○○年度売上目標１００億円などという数字が
踊りますが、あまりバブリーな大風呂敷は止めた方が無難です。
（やっぱりバブル＝泡には大風呂（敷）が似合いますね＝爆）
　
このご時世ですから、短波ＰＬＣからは早く撤退した方が傷が浅くて済みます。
認可だの、料亭会議だの、にエネルギーを使うくらいならば別の製品の開発
に注力すべきです。そろそろ変なこだわりは捨てる段階です。
　
そろそろ「環境団体」も動き始める時分です。環境に悪影響を与える機材を
製造販売する企業は、このご時世では生き残れませんよ。デモ隊などが
会社を取り囲むところが報道されたら、どうなっちゃうんでしょうか？
ただし短波ＰＬＣの開発を続けるか止めるかの選択もこれまた自由です。
あとは、どうなっても知りません。ご自由に。
　
消費者の「選択の自由を広範囲」かつ「大規模」に行使されると
これは、とても「まずい」事態になるのではないでしょうか。

2002-04-13 07:45:36 ボカシを入れました (JG1RVN　加藤　徹)

某産業会からの「クレーム」があり、ご指導に的確に対応するということで
仙波さんのWebの写真のボカシが強くなりました。
http://www.ad.wakwak.com/~semba/20020126akagi_plcexam/20020126akagi_plcexam_photos.html
または
http://www.inv.co.jp/~jg1rvn
からご覧ください。
　
ちなみに　日本には　”くさいものにはフタ”　ということわざがあります。

2002-04-13 14:11:30 欧米からも公の分析が (JG1RVN　加藤徹)

欧米から短波帯のPLCについて漏洩電磁波の問題あり、という公の報告書が
入電しています。これらは適切なところに提出しておきます。
計算上、物によっては漏洩電磁波が地球の裏側で受信可能という
データもあるようです。こうなると地球規模の電磁波汚濁であり、
国連レベルの短波通信への環境問題に発展する可能性が出てきました。
米国でも３０ｍ法にかかわらず実際に通信に障害が起こった場合には
法的なアクション（PL訴訟含む）に移行するという包囲網が確立されつつ
あり、HFのPLCの販売が広げられないというジレンマに陥っているようです。
確かにUSAからのPLCのニュースがピタリと止まりました。

2002-04-13 20:45:14 やっぱり (村上 健一郎)

人事異動の余波で忙しくなりしばらくお休みしていました。
さてJG1RVN加藤OMの情報によれば、漏洩電磁波の影響が外国にまで及ぶかもしれないということですが、やっぱりの一言です。私は放送受信ばかりでなく、遠洋マグロ漁船や途上国の国際線の飛行機への影響も心配しているのですが、この調子では中国などの様に短波利用度の高い国への影響も視野に入れないといけないかもしれません。交通機関や医療機器への影響も含めて、総務省以外への行政機関への陳情も進めていきたいと思います。
インターネット技術者さんへ、遅レスになってすみません。認識不足の面があったようです。ありがとうございました。助かります。

2002-04-14 00:24:25 蚊に刺された程度 (高周波技術者)

勤務先で、ＰＬＣについて調べた結果、推進派にとって、アマチュア無線や短波施設への被害は殆ど考えておらず、逆にアマチュア無線からの妨害回避の内容くらいしか記載されていませんでした。重く受け取っても、彼らにとっては、蚊に刺された程度なのでしょう。しかし、このままではいけません。無策のままだと、マラリヤにかかったり、蚊がスズメ蜂になりますよ。

2002-04-14 07:50:18 HomePNA　2.0はOK (JG1RVN　加藤徹)

HomePNA 2.0について日米双方で別途実験がありましたが、短波帯を
使用しているにもかかわらず、ほとんど問題はありませんでした。これは
インピーダンスが一定の回路上でモデムが動作しているので、
同相電流の発生が少なくなり、漏洩電磁波が少ない状態で伝送している
のでしょう。（ただし全ての機器で影響がないわけではありませんが）
　
米国にてHomePlugの機器を実機で試したところ、100フィート以内
全方位でノイズフロアレベルが上昇した、という結果が聞こえてきます。
特にFCCでは5MHz帯のアマチュアバンド新設および7MHz帯アマチュアバンド
の移行等が検討されており、このままではHomePlugのモデムは有害な混信
を発生させることを避けることができません。
　
アマチュア無線家って一応「アマチュア」を名乗っていますが実は
「その道のプロが多い」ということを忘れてはいけません。

2002-04-14 15:58:43無題 (JL1KRAなかじ)

>米国にてHomePlugの機器を実機で試したところ、100フィート以内
>全方位でノイズフロアレベルが上昇した、という結果が聞こえてきます。

この情報には私もアクセスしました。限定された条件で行なって
いるようにも思えます。これはミニマム受ける影響と考えたほうが
いいかもしれません。いずれにせよローバンドでＤＸをやる方に
許容できる状況とはとうてい思えません。

日本だと３０ｍ四方に何件家があるのだろう。

2002-04-14 18:34:34 ケースバイケースは無謀 (JG1RVN　加藤徹)

紛争がおきたときの問題としてケースバイケースで当事者で解決すりゃー
いい、という意見もあるそうですが、これは無謀としか云いようがありません。
　
KRA>日本だと３０ｍ四方に何件家があるのだろう。
　
を考えれば、無理であることは明確になります。アマチュア局の電波が
TVに入って、電波障害対策が必要になる、ということは確かにありますが
この場合はデカイアンテナを目指して、そこの呼び鈴を押せばいい。
　
でも、PLCで短波放送が聞こえなくなったときに、半径３０ｍ以内に
無数の家がある都会で、いったい、どこの呼び鈴を押せばいいのでせう？
表札や郵便ポストにPLC使用中！ってシール貼るんですか？
　
しかも無線局と違い、免許や許可が要らないというものであれば、
主管庁である総務省でも、何処からの障害であるか分かりません。
これでは総務省も責任を持って認可できないでしょう。
　
PLCモデムに「くさーい臭い」をつけておいて、警察犬で犯人を探す！
という手はありますけど、まさか・・・

2002-04-14 21:31:21 拝啓、若尾正義殿 (匿名希望BCL)

「多くの方々のご指摘のとおり、後者については特に既存の通信との共存が
可能かが当初からの大課題であります。本開発部会に参加している委員は、
もとより皆様と同様の危機認識があります。ただ、はじめから可能性を全面
的に否定していないということであります。」これ、ARIBの研究開発本部長
である若尾さんの言葉です。しかし、誰がどう計算したって、短波放送に悪
影響あるでしょ。可能性と言ったって、利得が何十デシベルもある魔法の符
号があるわけでなく、線路そのものを何とかする以外に可能性なんてどこに
も無いでしょ。ARIBにそんな簡単な技術的判断ができないはずはないと信じ
ていたのですが、日経コミュニケーション見てあきれましたよ。米国より強
い電界を検討とか。ARIBが否定していなかったのは妨害を与えない技術的な
可能性じゃなくて、短波放送を追い出して短波帯を乗っ取る可能性だったの
ですか？短波放送って言ったって、ARIBの身内の日本短波とNHKだけじゃな
いんですよ。BBCもあればKTWRのような宗教放送もある。こっちは世界中の
短波放送を日常的に聴いてるんですよ。そもそも放送バンドってITUが世界的
に割り当てているものでしょ。1年もかけていったいどんな可能性を検討して
きたのか知りませんが、若尾さん、電波の専門家としてはっきりと答えてく
ださい。短波帯をPLCが使っても、短波放送や通信に悪影響はありませんか？
今年になって一つはっきりしたことは、公の場で嘘をついた責任ある個人や
団体は、過去にどんな名誉ある地位を占めていようが、社会的に葬り去られる
ということです。若尾さん、社団法人電波産業会 総務大臣指定電波有効利用
促進センターの技術総責任者として、これだけは肝に銘じておいていただきた
い。私にはあなたほどの地位も名誉も無いが、同じ技術者の端くれとして、嘘
ごまかしは絶対に許さない。

2002-04-14 23:02:59 配慮なし (高周波技術者)

ＰＬＣについて調べた結果、このまま規制緩和したら被害者となる私たちへの配慮を記載した内容は殆どありませんでした。以前、アマチュアバンドを移せばいいなどと、随分楽天的な発言しか見た事がありません。表面ではグローバルな顔をしていながら、実は真髄は全然分っていないと言う印象しかありません。無策のまま、ＰＬＣの規制緩和は絶対許してはなりません。

2002-04-15 23:00:02無題 (石崎　亮史朗)


2002-04-15 23:03:57 怒りを通り越して、あきれています。 (石崎　亮史朗)

短波PLC推進の皆様方の発言を拝聴していると、
人の命なんて何とも思ってらっしゃらないよう
ですね。船舶や航空機の非常通信及び医療機器への
影響、どれをとっても即人命に繋がる一大事だと
思いますが。
下のコメントは送信ミスです。すみません。

2002-04-16 07:33:30 高周波利用設備について (JG1RVN)

高周波利用設備（PLCもその一つ）の説明はこちらです
http://www.tele.soumu.go.jp/j/others/highfre/index.htm
同ページでは「高周波利用設備は高周波電流を利用するため、
設備から電波が発射されることとなり、放送や無線通信に妨害
を与えることが予想されるため、規制の対象としています。」
とあります。
　
法的に考えると「放送や無線通信に妨害を与えないこと」の確証
が得られない限り、規制は緩和できないとおもわれます。
しかしARIBの実験では明らかに無線通信に影響のある結果が出てしまった。
ならば影響のないものが開発できる目途が立たない限り、PLCの
利用の可能性は「ない」と判定すべきです。
　
ご意見は、「です・ます調で」丁寧に文章をお書きになった上で
http://www.soumu.go.jp/opinions/opinions.html
を通じて、総務省電波部電波環境課　へ、ご提出ください。
　
首相官邸でも
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
ご意見を受け付けております。

2002-04-16 08:03:03 そういえば (JG1RVN　加藤徹)

二重引き落とし等の問題を起こした企業も、内部告発で、
「システム障害が事前報告されているにもかかわらず幹部がＧｏを出してしまった」
というのが明らかになり大問題になりました。首相も怒り爆発です。
守秘義務で都合の悪いことを隠そうとしたのが、やっぱりバレました。
　
ＡＲＩＢの実験ではＰＬＣは日本の電線環境では既存の通信に影響が出ていますよね？
スペクトラムスコープ上のノイズは誰の目にも明らかですよね？
　
ＰＬＣでも、その後、問題が起きないよう、公正なご判断を期待します。

2002-04-17 21:43:11 わかっとるんかいな (村上 健一郎)

某銀行にしろ、某食品会社にしろ、業界内で「エリート」と
呼ばれる人の危機意識の無さには本当にあきれます。
まして社団法人とは言え同業の寄り合いに過ぎない某団体においておや。
まあ今分からんものは国会で議員につるし上げられても分からんでしょ。
いろいろある規制を外しにかかって実用化が今年度ではすまないんだから。
ＩＴ業界で来年といったら普通の世界じゃ5年後くらいの感じだろうか。
鬼ならぬ京都の電電宮の雷神様が笑ってる。「公正」な判断は役所じゃなくて
市民がするもんじゃないだろうか。

2002-04-18 11:50:55 期待すること (JG1RVN　加藤徹)

総務省へも多数の直接請願（これは憲法および請願法による正式な国民の
権利です）が届いていると思います。従って、本件のような生命財産に
かかわるような問題が明らかに予見される場合には、かなり慎重に動かざるを
得ないと思います。（つまり問題を知らなかったとは、もう云えません）
　
ＢＳＥ問題、薬害問題のように、何らかの不正な圧力で行政が間違った動きを
した場合には、最終的には「個人が刑事告発」される（例：ＰＬＣが原因で
医療事故や航空機事故が起きた場合）ことになります。これは、絶対に
避けなければなりません。むろん、不正な圧力をかけた側も訴追される
でしょう。もし万が一の場合は社会的地位を失うことは当然のこと、
退職金も出ず、その上、刑事的に有罪が決まれば収監されてしまい前科者として
暗く惨めな余生を過ごすことになりかねません。冷静に考えることです。
　
平成１３年６月に国会の総務委員会で正式に表明された国の方針、
すなわち既存の短波通信に影響しないことが前提という条件は、
厳守されない限り、国民の行政に対する信頼を失墜することに
なりますので、十分配慮していると思います。
　
先の参議院選挙では、総務省が独自に公正な立場から実験を行い、
結論を出すべきだという声が強くありました。ＡＲＩＢ・ＪＡＲＬの実験は
たった一対のモデムで限られた条件で実験を行ったのですが、それでも
強い障害が出ました。地中架線と空中架線の漏洩電磁波の違い、
電波暗室で漏洩電磁波を測定、放送受信に対する妨害、数千万世帯で同時に
モデムが使用された場合の障害の計算、医療機器への影響、電気毛布などで
直接人体へ電磁波を浴びたときの障害、ＳｕｉｃａなどＩＣカードへの影響、
船舶・航空機内でＰＬＣが使用されたときの安全性等等、まだまだ
実証実験すべき課題は残されているはずです。
　
総務省内での安全性を確認できる実験を望みます。これらの実験で
漏洩電磁波が既存の通信に影響を与えず、なおかつ、一般の人々が安全に
使用できること、を確認しないと、容易に認可できないでしょう。
　
少なくとも５ｍ離れてＦＴ−８１７のメーターがＳ６では論外です。
http://www.inv.co.jp/~jg1rvn
またアマチュアバンドだけ障害が出なければ済むという国民への挑戦と
思われるような愚かな施策は、その後のことを熟考した上で、避けるべきです。

2002-04-18 18:46:39 問題視する人々の広がり (JL1KRA) Link

aplc-lnk.htm

久しぶりに見ましたが、ものすごい数の方々がPLCによる障害発生を予見、
反対してバナーを貼り付けています。

請願書も簡単メールで出せるようになって既にかなりの数が送付されていると
聞きます。まだ出していない人がいたら、

http://www.inv.co.jp/~jg1rvn/syosiki.htm

を参考にして出しておきましょう。JARLの公式報告が出たこの時期に追加で
請願書が届くと効果あるかもしれません。

地上の星のようにきっといつか語る日が来るでしょう、
”俺もあの時皆と請願したんだ”と、、。

心からそう願います。

2002-04-18 23:22:17 あらあら東電さん (ＤＦＫ技術研究所)

　高速ＰＬＣは本当に見切りをつけちゃったのね．．．

　先ほど、テレビ東京で東電のブロードバンドが取り上げ
られていましたが、ナレーションの「まずは電力線の利用
を思い付きそうだが．．．」のくだりには大笑いしました。
社長は眼中にないような口調でしたが、当初は眼中に
あったんですよねぇ．．．　この辺の人はみんな知って
いますよ。

　それはさておき、ＦＴＴＨを選択したのは大正解。

　そろそろ私も請願書を書かないと．．．

2002-04-19 09:06:39 re:あらあら東電さん (JG1RVN　加藤徹)

東電さんのFTTH推進へのご努力には敬意を表します。
私たちはITの高速化は大賛成です。

しかし　FTTH←→PLC←→PC　のルートはなくなったとしても、
家庭内のLANで漏洩電磁波が出たら困りますので、徹底したウォッチが
必要かと思います。ノイズは種類にかかわらず受信を妨害します。
　
そろそろ東電さんにも「PLCについての親切なお手紙」を「たくさん」
送ることが必要かも？

2002-04-20 00:10:37 請願書 (ＤＦＫ技術研究所)

　総務省に送りました。

　医療機器や航空管制などへの影響はすでに触れられているので、私は
国防の観点から意見を述べました。

　少しでもお役に立てば幸いです。

2002-04-20 09:56:16 法の平等性 (ＪＧ1RVN 加藤徹)

PLCの電界強度と無線局のスプリアスの許容限度を比較して、コッチの方が高い
みたいな議論があるそうですが、ナンセンスです。
　
無線局は無線従事者免許証が必要です。PLCは多くは素人（しかもド素人）が
使います。アマチュア無線局が電波法上の基準を満たした電波を出して、なお
かつ妨害排除能力の極端に低いＴＶに縞が入ったら、アマチュア無線局は
運用停止です。なのに、ＰＬＣは短波放送が全くマスクされて聞こえないほど
強力な電磁波を漏洩させても　いいんですか？？？？　笑止でしょう？
　
当人どうしの話し合いで、といっても、まずＰＬＣの使用箇所を特定するのが
困難ですし、特定したところで、おたくのモデムでラジオが聞こえないって
いっても、ＰＬＣ使用者は素人ですから「◎◎電気で買ってきた保証書付きの
品物が悪いわけはない」と言いかねず、お話になりません。しかも自力救済
は認められておりませんので、ハンマー持っていって殲滅するわけにも
いきませんし。法治国家として由々しき事態となります。
　
それから漏洩電磁波の電界強度といっても路線上のインピーダンスによって
電界が変わり、さらに短波帯の波長、すなわち３００〜３０ｍの１／４、
１／２に同調した場合には、さらに強い電磁波が漏洩します。
また、現実の空中架線には、碍子で挟まれた電線が短波帯のアンテナ
エレメントとして動作しますので、ゲイン（利得）を持つ八木アンテナとして
動作するケースも多々あります。どうやって基準を定めるのか、
とても困難でしょう。
　
その上で、「既存の短波通信に影響を与えないこと」の前提条件を
厳守願います。軽微な影響も影響ですから、軽微であっても当然ダメです。
アマチュア無線局は、それこそＴＶにほんの薄い縞が出るだけで
運用停止なんですから。ＰＬＣならば短波放送が聞こえなくてもいい
では、法秩序が保てません。自力救済とするならば電波法全体の改正が
必要になります。ＰＬＣに特化した優遇法は認めるわけにはいきませんよ。　
　

2002-04-20 10:08:36 ＣＱ誌を買いましょう (ＪＧ１RVN 加藤徹)

５月号のＣＱ　ham　radio誌には水島氏が解説したJARL・ARIBの実験が
詳細に掲載されています。赤い表紙です。
　
特集はHF機ですが、PLC推進派のみなさん、HF機は高いもので一台が７０万円
するんですよ！八木アンテナはマルチバンドアンテナで一本が１５〜２５万円
です。トランシーバーといっても、その辺のガキンチョのものとは
ケタが違うのですよ。安いＨＦ機と高いＨＦ機の違いは、ずばり受信性能で
微弱な信号を捉えるために、なけなしのお金をはたいて７０万円を投資する
のです。そしてアンテナを立てるための土地を買うのです。
わかりますか、この、こだわりが。
　
ＨＦ帯に被害を及ぼすようなもの販売したら、かならず法的な対抗措置を
取らせていただくことになりますよ。パブリックコメントでも、すでに
宣戦布告されている方がいましたけど・・・

2002-04-20 10:33:32 それに (高周波技術者)

↓ＰＬＣ推進派はワイヤードとワイヤレスの区別もつかないのでしょうか？ワイヤードで、シールド等で処置が施し、漏洩を防いで他の設備に影響が出なければ、だれも文句はいいませんよ。それを一般家庭への引き込み電力線が、その様な処置をされていないからと言って特別に許される訳がありません。努力もなしに規制緩和させようなんて、話になりませんね。

無線局のスプリアスについては、法で規定されております。法の基準を満たしていないのが認められるのであればそれは個別に指導、処置をすればよい訳で、単純にスプリアス値を持ち出すは全くの場違い。もしその発言が本当だとすると、ＰＬＣは、基本波そのものが短波帯の設備に対し妨害を与えているのだから、即使用停止
ではないのですか？自分たちの発言が自分たちの首を絞めてどうするのでしょうか？

もう一度書きますが、

何の為に電波法があるのか、何の為に資格が必要なのかをもう一度基本に戻って考える必要があると思います。


電波使用を甘く見ないで下さい。






何の為に電波法があるのか、何の為に資格が必要なのかをもう一度基本に戻って考える必要があると思います。

2002-04-20 12:55:17 誤字ありました、すみません。 (高周波技術者)

友人より、“わかりにくい”とコメントがありましたので修正します。

>法の基準を満たしていないのが認められるのであれば

　　訂正：法の基準を満たしていない事が認められた場合


昨日もある業務局の免許で検査がありましたが、検査を受ける時は毎回、厳格なものである事を認識します。
私は無線技士の一人として、ＰＬＣが不適格な機器と認めた場合、それなりの処置をとらさせて戴きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

2002-04-22 14:42:03 学校現場から (中学校教員)

中学校の教員をしております。
小生の勤務する中学校では、インターネットをコンピュータ教室だけでなく、
図書館や家庭科教室に広げようという動きがあります。コンピュータ教室は
１０base-TのLANで40台のコンピュータが接続されインターネット環境が、
構築されていますが、コンピュータ教室から外につなぐ方法について困難を
極めております。業者からは次の方法が提示されました。

教室の天井裏をLANケーブルを通し配線　　工事費用の面で難色
無線LAN　　　　　　　　　　　　　　　　鉄筋のため教室内で使えなかった。
PLC　　　　　　　　　　　　　　　　　　４５０KHz以下のものが示されました。

PLCについては、同一トランスからの配線と言うこともあり、工事の必要もほとん
ど、かからないため採用になりかけたのですが、速度がひどく遅いので、見送りになりました。業者がいうには、今年の秋には10メガまで速度があがるモデムがでる
ので、それを採用してはどうかとのこと。この掲示板で問題となっているPLCモデ
ムであろうと思われます。産業界は総務省の認可を前倒しにあちこちに売り込みを
かけているようです。業者の方に、このモデムは使う周波数に問題があるのではな
いかとたずねましたら、商社が売るものに変なものはないでしょうとのこと。
大変な代物であると、具体的な説明を試みましたが、すでに、秋の発売を待って工事に入る学校もあるとのことで、困ったことです。
早くPLC認可せずを、総務省からだしてもらわないと大変です。以上お知らせまで。

2002-04-22 21:30:46 Re:学校現場から (石崎　亮史朗)

一体何を考えているのか、理解に苦しみます。
PLC業界というところは。
中波や短波を雑音のゴミ捨て場にするツケは
必ず来ますよ。警告までに。

2002-04-22 21:38:28 Re:Re:学校現場から (石崎　亮史朗)

すみません。文法上おかしな所がありましたので。
訂正いたします。
（誤）警告までに。（正）少々厳しい言い方ですが、
警告いたします。

2002-04-22 22:22:50 Re: 学校現場から (JH5ESM Cosy) Link

中学校教員さん，はじめまして
大変重要な情報をありがとうございます．

まだ規制緩和が決まってもいないのに，秋に発売と言っているわけですね．
これは元締めの教育委員会に対して
・HF PLCはまだ認可されるかどうかの結論が総務省から出ていない
・総務省の結論は今年度末
・秋に発売されても，当該装置の使用にかかる規制緩和が総務省により
　打ち出され，関連法令が改正・施行されない限り使用できない
ということを申し立て，工事については白紙撤回させなければなりません．

もう一つ，学校の配電系統は一般家庭とは異なりますから，果たしてうまく
データ通信ができるかどうかも保証の限りではありません．

我々の税金を使っての教育ですので，無駄使いはやめさせましょう．

無線LANは，外付けアンテナ（無指向性のコリニアアレイと有指向性の平面
アンテナ）の使用可能なモデルがあります．
また，中継装置として使用可能なものもありますので，鉄筋だからとあきら
める必要はありません．
無線をわかっている業者ならば（業者でなくても）できます．

2002-04-23 10:05:27 売れればいいのっ！ (JG1RVN　加藤徹)

はい。どうやら推進派の皆さんは売れればいいのとお考えのようです。
http://www.sei.co.jp/news/press/02/prs213_s.html
によると２００Mbpsを狙っているとのこと。狙うのは勝手ですが。
　
HFだけでは２００Mbpsは出ないかもしれないので、おそらくVHF帯
まで使用してハイパワーで漏洩電磁波を撒き散らすこと、すなわち
短波ラジオやアマチュア無線や医療機器や測定機器なんて
どーなってもいいの、と読み取れますけど・・・だって何故、
短波帯への規制があって、企業として、どのような対策を施して
認可に向けて努力しているかの記述がないんだもーん！
ITという経団連印の印籠があればこそ、このような主張は
まかりとおるのでしょう。なお商社の人は文系が多いので、
技術的なことは、ほとんど、わかんないです。PLCはわかんないと
思いますがPL法は詳しいかも。（わたくし商社にいたもので）
　
ARIBさんも仙波さんのWebの写真にクレームがあったそうです
http://www.inv.co.jp/~jg1rvn
けど、遮蔽（しゃへい）しなければいけないのは情報ではなくして
漏洩電磁波の方だと思うのですが、ちがうのかしらん？
　
このままでは認可されないどころか、まちがってしちゃったら
間違いなく国会空転の政治問題になるでことでせう。
で事故が起きたりしたら、法廷へ呼び出されるのは誰？
ごらんのアナタかもしれませんよ。
そうしたら、色々と「不都合な事」が明らかになるんじゃないですか？
　
ちなみに学校内で問題になったアスベストも昔は合法でしたね。
小生が小学生のことは理科の実験でも石綿つかってました。
その後は、ご存知の通りです。危険なものは子供の居る場所に
入れるべきではないでしょう。配線は子供のすぐ横を通ります。
場合によっては肌に密着に近い形で電磁波を浴びつづけます。
私が子供だったら・・・そんな学校は、いや　です。

2002-04-23 14:12:54 Re: 学校現場から (JL1KRA)

>もう一つ，学校の配電系統は一般家庭とは異なりますから，果たしてうまく
>データ通信ができるかどうかも保証の限りではありません．

家庭より配線のスパンが長いので低周波成分が良く出そうです。^_^;
くれぐれも近隣に対して不快な”妨害電波学校”に分類されないよう、
構内ネットワークについては再検討されたほうがいいでしょう。

PLCの伝送速度では、ブロードバンドコンテンツを、生徒さん
それぞれが検索するような用途には用いることが出来ません。
近い将来を考えれば完全なる安物買いの銭失いです。
旧郵政省による学校インターネットの芽もその先どう伸ばすかは
各学校の先見性によります。

小学生にはACコンセントとインターネットとの関係を説明するのも困難。
PLCは教育的にもネットワークの基本形態を学ばせるのに不適当です。

近隣にも迷惑な”妨害電波学校”を出てネットワークの何たるか、
ネットワークの可能性も知らずに可能性を潰すか、
”光ファイバ+無線LAN導入学校”を出て、ユビキタス高速ネットワークの
最先端を体験して次のステップに羽ばたくか。
これから子供を入れる学校はこの辺のインフラ状況も見極める必要が
ありそうです。

2002-04-23 19:02:52 電力線搬送通信設備に関する研究会 (JA8JDQ)

「電力線搬送通信設備に関する研究会」が開催されます
詳細は
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020423_1.html
です

2002-04-23 19:28:23 あれれ？ (JG1RVN　加藤徹)

>http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020423_1.html

あれ？推進派の多数いらっしゃる秘密厳守の「電波産業会」さん
からは委員がいますが、社団法人日本アマチュア無線連盟からは
誰もいませんね。はてな？

ご意見は
http://www.soumu.go.jp/opinions/opinions.html
まで。　（です　ます調で丁寧にお書きください）

2002-04-23 21:17:37 電気新聞４／２３ (電子情報通信学会会員)

　電気新聞４／２３版　ニュースＦＯＣＵＳ　堤健吾記者　の　記事

以下、要点抜粋。このＢＢＳを見ている人の大半の職場には電気新聞が来ていると思いますが、おせっかいながら、要点列記します。

・短波周波数帯域ではアマチュア無線ほか、短波ラジオ、航空・船舶に影響無くようＰＬＣを行うと通信速度が落ちる。
　（上記周波数帯を除くと速度は落ちるでしょう）

・ＰＬＣについてＪＡＲＬ、ＡＲＩＢで試験が行われ、アマチュア周波数帯にフィルタを入れているものの、アマチュアバンドにおいて信号が聞きにくくなった。
特に７〜１８ＭＨｚ。
　　
・ＡＲＩＢ、ＪＡＲＬがそれぞれの立場で意見を総務省に提出予定。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・総務省でも独自に検証を行う。（本当ならばピカイチニュース）
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

・ＡＲＩＢ、ＪＡＲＬ、専門家を集めヒヤリングなど話し合いの場を設ける。
　（加藤様の情報とえらい違いですね。ただし、電子情報通信学会のＥＭＣ研究会の常連の皆様が２、３人いますね。彼らの見識を確認する最高の機会です。私も学会に対する態度をどうするか決めます）

・海上保安庁等の省庁や短波放送事業者へ意見を求める予定。
　（是非、ＮＡＴＯや駐日米軍、自衛隊にも聞いてください。米国との関係維持のため、大切な税金を使い、インド洋に行ってまで米軍艦に給油して、両国関係を大切にするのが、我が国の方針です。ＰＬＣについても意見を聞く必要があると思います）

・そのスケジュールは今月中に決定。

・法改正にはパブリックコメントの募集や審議会への諮問等で数ヶ月を要する。

・現在の技術でＰＬＣ実現が困難ならば問題改善のため、先送りする可能性あり。

詳細は電気新聞を見て下さい。

　一番深刻な「ＰＬＣは他の機器類（特に医療機器類）へのＥＭＣ検証が全く出来ていない」ところを指摘していない以外は、１００点の記事です。

2002-04-23 22:05:09 情報ありがとうございます (JG1RVN　加藤徹)

電子情報通信学会会員さん、情報提供に深く感謝申し上げます。
　
>・ＡＲＩＢ、ＪＡＲＬ、専門家を集めヒヤリングなど話し合いの場を設ける。

私は全くの部外者ですので、憶測の域を出ませんが、ＪＡＲＬにもヒアリング
の機会は、おそらくあるのではないでしょうか。
　
ただし研究会のメンバーに、ＡＲＩＢ・ＪＡＲＬの合同実験を行った一方の
当事者のＡＲＩＢ（内部に電力線搬送通信設備部会などの「推進母体」がある）
が入っているのに、いわば短波の最大ユーザー組織である社団法人のＪＡＲＬ
が入っていないということは、やはり研究会の透明性を欠くのではないか
という懸念は残ります。研究会の議事録等の迅速な情報公開を望みます。
（正式な請願法による手続きで請願しておこうと思います）
　
大切なのは総務副大臣が平成１３年６月２１日に国会の場で明らかにした
「電力線搬送通信の規制緩和は既存の短波通信に影響を与えないことが
　前提である」という「前提条件」を遵守いただきたいという点です。
　
過日のＡＲＩＢ／ＪＡＲＬの実験では一対のモデムでも既存の通信に影響が
あることが明らかになりました。つまり、この前の実験で使用したサンプル
はスペアナレベル（スペアナでは-98dBm程度までしか計測できない、通信用
短波受信機のフロアノイズレベルは-140dBm程度）でも漏洩電磁波の波形が
明確に出ていますので「全て落第」です。実際に、あの漏洩電磁波レベルでは
短波放送は（全く）聞こえなくなります。また医療機器や航空機内、あるいは
電気毛布を利用して人体に直接電磁波が放射された場合の心臓ペースメーカー
の影響など、PLC実機による動作安全性の確認も明らかになっていません。

2002-04-23 22:15:59 中部電力FTTH参入 (JG1RVN　加藤徹)

ご参考
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2002/0423/chuden.htm
電力線搬送通信については中部電力は当面見送りの構えです。

2002-04-23 23:29:57 学校現場から２ (中学校教員)

皆様の意見、拝見いたしました。ありがとうございました。
さっそく校長に伝えました。白紙からの検討です。
現在、在籍している生徒にペースメーカーを装備している生徒がいますので
業者にも影響のないものを再提案するように伝えました。
携帯電話が花盛りですが、この子の近くではだれも携帯電話を使いません。
PLCは使わなくとも電波が降り注ぐのですから、大変です。あらためて危険性を
認識しました。
時に
素人考えですが、PLCの伝送路を同軸にすれば、問題は生じないのではないかと
思うのですが、どうなのでしょうか。電波が漏洩しなければすみわけは可能と
思いますが....。

2002-04-23 23:50:27 同軸構造の電灯線は？ (JG1RVN　加藤徹)

>PLCの伝送路を同軸にすれば、問題は生じないのではないかと

と私も思いました。ところが、家庭や学校内の電気配線には必ず
インバーター式の蛍光灯などが設備されています。ここがPLCが
専用通信線でないところの弱点です。もし蛍光灯がつながっていると

↓同軸ケーブルの外皮と芯線
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝↓蛍光灯で電気的にショート
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝↑

回路上の蛍光灯のコンデンサの入っているところで電気的にショートした
状態になります。すると同軸ケーブルの固有インピーダンスから大幅に
ズレた状態でモデムから高周波が給電されますので・・・
　
PLCモデム−−−−電線アンテナ〜〜〜〜〜漏洩電磁波
　
という形となりPLCモデムからの電磁波は見かけ上は同軸構造となっている
電灯線からコモンモードで漏洩します。結論からすると電線を
同軸構造に換えただけでは電磁波の漏洩は防ぐことができません・・・
　
つまり同軸ケーブルに換えるときは、同軸を電力とPLC専用回線として
使用する必要がありますし、許容電圧や電流についても検討が必要に
なると思います＞技術的に詳しい方、フォローをお願いします

2002-04-23 23:53:10 訂正 (JG1RVN　加藤徹)

>蛍光灯で電気的にショート
　
蛍光灯で”高周波的”にショートの誤りでした
もし、同軸ケーブルを使うならば　”CATV”　を引いた方が早いでしょう

2002-04-24 00:26:24 短波帯への影響は昔からわかっていた (高周波技術者)

下記は総務省殿、http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020423_1.html　からの抜粋。

>現行制度では、電力線搬送通信に使用できる周波数帯は、無線通信への影響を考慮>して10kHz〜450kHzと定められていることから、低速のデータ通信(9.6kbps程度)>に利用されていますが、近年のインターネットの高速化等に伴い、数10Mbps程度
>の高速データ通信への利用を図るため、利用周波数帯の拡大が要望されています。

上記文書より、10kHz〜450kHzが認可された当時から、無線通信の影響について考慮されています。もし2MHz以上の規制緩和を求めるなら、本当ならすでに幾つか方策の実験が完了し、実現へ向けての準備が、とっくに出来上がっているのが普通。今までの経緯を見る限りでは、10kHz〜450kHz認可の当時から何も進んでいない様にしか見えません。急速にブロードバンドが普及し始めたからと言って共存の為の対策をせず、規制緩和のみを主張するのは、おかしくありませんか？
ＰＬＣ技術者の諸君、悲しくありませんか？

2002-04-24 01:01:20 RE:短波帯への影響は昔からわかっていた (JA8JDQ)

まさしく、その通りですね。
いままでの技術では無線通信への影響を除外することができなっかたが、
今の技術をもってすれば、このような心配がないから許可してください．
と言うのならわかりますが。それにしても

＞そこで、電力線搬送通信の高度化のための使用周波数の拡大について、
＞既存無線通信との共用の可能性及びその条件を検討するため、本研
＞究会を開催します。

というくだりが大変気になります．

2002-04-24 10:47:04 ＨＦ帯の規制緩和以前に (JG1RVN　加藤徹)

450kHz以下の既存PLCが何故実用的でなかったかというと電子レンジや冷蔵庫の
ノイズレベルが高かったからということがありました。ノイズレベルが高いから
難しいというのは、一見ごもっともですが、もしNHKのプロジェクトXに出てくる
ような志の高い人々ならば、「ノイズレベルが高い」・・・男達は立ち上がった
そしてノイズレベルの低い家電をつくることに成功した、というような
技術的な努力があってしかるべきです。
　
家電自身のノイズ対策という点でも日本は立ち遅れており、たとえばテレビの
基板を眺めると輸出用と思われるEMI用コアの取付場所がちゃんと確保されて
いるのに国内向け製品には、ノイズ防止コアが入っていないのです。
　
これはコスト優先ゆえの「合法的な手抜き」です。それが４５０ｋHz以下の
PLC通信の発展を阻害することになりました。だからノイズの少ない短波帯へ
という論理の飛躍に走る前に、まずは４５０ｋHz以下でもノイズの少ない
家電をまずつくるべきでしょう。法整備も必要です。
　
私、赤城実験には当事者の一人として参加しました。が、正直なところ、
既存技術そのまんまのモデムを差し出されて、とくに海外からの格安チップ
をハリボテに入れ込んで、これで規制緩和どうですか？という技術姿勢には
心底がっかりしました。私たちはアマチュアですが、君たち、本当に
プロなんですか？と。

ラジオで実際に聞いてみて、これらは間違いなく「落第点」がつけられる
粗悪品でした。すでにCQ誌で明らかになっていますが３０ｍ離れても
ラジオにガンガンノイズが聞こえるばかりか、５ｍの距離では
短波放送が全く聞こえないレベルの漏洩電磁波が出ています。
　
私、思うのですけれど、日本の技術レベルは、もっと高いはずです。かつて
日本の製品は初期段階では猿真似の粗悪品といわれながらも必死に技術者が
努力して、そして町工場のオヤジさんたちが必死に部品を作って、
その結果、世界有数の高いクオリティーの製品の評価を得てきました。

既存の短波通信に全く影響しないモデムを開発してから、再度規制緩和の
要求をすべきです。今回の規制緩和は、現状では、どう考えても、無謀
です。商品化を狙っている品物は少しでもプライドのある技術者ならば
とても恥ずかしくて出せないようなレベルの粗悪品です。
このようなものを世に出すのは企業倫理にもとる行為であると断言できます。
　
チクロも、アスベストも、ＤＤＴも、はじめは合法的でした。
その後は、ご存知の通りです。ＨＦ帯のＰＬＣは現状の技術レベルでは、
失政の轍を踏むことになりかねません。

2002-04-24 11:46:27 何と言ったら良いか (賛成派)

しかし、アマチュア無線屋さんって自分達の権利ばかり主張するんですね。
そんなに短波を使いたいなら別の解決手段を考え提示してからにして下さい。
コンセントに差すだけで使えるなんてなんて便利なんでしょ。

利益を受ける数と不利益を受ける数を比較したら絶対に利益の方が上。

それを考えたら反対など社会の敵です。

2002-04-24 12:12:53 >何と言ったら良いか (高周波技術者)

賛成派殿、
もう一度この掲示板を初めから読み、現在に至るまでのストーリーを把握して下さい。ただ単に反対と言ってる訳ではない理由が判ると思います。

2002-04-24 12:15:47 すみませんが (JG1RVN　加藤徹)

賛成派さん、FAQを初めにお読みください
faq.htm

2002-04-24 13:28:57無題 (賛成派)

「現在に至るまでのストーリーを把握して下さい。」

読んだ結果なんだけど。
どう考えたってわがまま言ってるように感じちゃうんですよ。

アマチュア無線に影響をあたえるのは事実でしょう。
問題は、それだけでしょう。
それ以外の部分にも書かれていますがそれは別の方がすべき事でアマチュア無線屋がすべき事ではありあせんよ。
それはそれら専門の方がやることです。

自分たちの権利が脅かされているのは理解出来ます、しかし関係の無い事項まで持ち出し代案も出さず主張だけするのに疑問を感じただけです。

利益を受ける数が多い以上、認められるべきで少数派は身を引くか代案を出すのが民主主義だと思っただけです。

「賛成派さん、FAQを初めにお読みください 」
読ませて頂きました。

問題となるのは、
「短波通信に重大な影響を与える 」
だけでしょう。
他は、アマチュア無線屋さんには関係無いことではありませんか。

医療機器の団体も反対運動しているんでしょうか。
それ以外の問題に至ってはそれら装置製造メーカーの問題で少なくとも外部の者が反対意見の理由としていうべきことでは無いと考えます。

そんな事よりもっと地球規模の環境問題に目を向けたらどうでしょうかねえ。
地球温暖化とか、、、、。
もちろん、これは、もっと関係無いことですけどね。
あなたがたがアマチュア無線をやってなかったらこういう反対運動などしなかったでしょうに。

短波通信がこれからも本当に必要であるとすれば、あなたのようなアマチュア無線屋さんが電波環境の守りをしてくれるかもという期待はありますが。
いろんな意味でもう短波の時代じゃ無いって感じるんですよ。
ラジオ短波だって、第２放送を止めたじゃないですか、、、。

最後に、
わたしは、便利そうだと思うものが一部の方の利益を守るために反対というのを見て少し何かを感じて書かせていただきました。

最後にＦＡＱの中で疑問がありますのでご回答下さい。
医療機器等への妨害っていうのがありますが、ＦＡＱを読む限りアマチュア無線の方が強い電波を出しているようですがそれらは機器に影響を与えないんでしょうか。
アマチュア無線屋さんの電波が医療機器等に影響を与えず　それより弱いを思われるインターネット接続の方が影響をあたえると言う部分だけがどうしても理解出来ません。
よろしくお願いします。

2002-04-24 14:30:12 たとえば．．． (7M3LGB)

少し気になる部分がありましたので，コメントさせて頂きます．

>利益を受ける数と不利益を受ける数を比較したら絶対に利益の方が上。
>それを考えたら反対など社会の敵です。
>利益を受ける数が多い以上、認められるべきで少数派は身を引くか代案を出すの
>が民主主義だと思っただけです。

貴方所有で居住している家が，多数の利用者が見込まれる（多数にとって益とな
る）道路の予定地になったとします．貴方の論で行くと，（もしもすんなり移転
しないならば）貴方は社会の敵であり，身を引くか，自ら代案を出さなくてはな
りません．（即ち，費用自己負担で移転しなければなりませんね．）
こんな例を出したくはなかったのですが．．．


>それ以外の部分にも書かれていますがそれは別の方がすべき事でアマチュア無線
>屋がすべき事ではありあせんよ。
>それはそれら専門の方がやることです。

それら専門の方には，現行ＰＬＣがどれだけの影響を及ぼし得るかについての，
十分な情報が開示され，また，意見する機会が与えられているのでしょうか．
（これは，質問です．）

2002-04-24 15:03:20 数の論理 (JG1RVN　加藤徹)

あの勘違いしないように付言しますが（何度目かな）、私はPLCそのものに
反対しているのではなく、漏洩電磁波が既存の通信に影響することについて
反対しており、総務省の方針とこの点は一致しています。
　
個人的には、こういう数字の扱いは、いやなんですが、分かりやすいものでは

・総務省発表のDSL利用者　　　　　　2,378,795
・アマチュア無線の無線従事者の総数　3,104,116

あれ　3,104,116＞2,378,795　なんですけど。
え？少数が何だって？よく聞こえないなぁ。
だからといって、別に何ということもありませんが。
　
短波放送は政府の命令放送として機能しています。また放送には
相互主義が原則ですので、わが国が対象としている政府（外国）の放送
について、わが国内で聴取できる環境を維持する責任があります。
　
それから対空通信は当面残ります。自衛隊の通信も同様。
NATOがPLCに反対しているのは、ご存知ですよね？
（もし云いたいことがあれば直接NATO軍に云ってください）

ラジオたんぱ　は平日の第二放送を中止しているだけです。テレビだって
深夜番組を中止した時期がありますでしょ。視聴率の低いNHKの教育放送は
廃止ですか？違いますよね。なおラジオたんぱも休日は第二放送は
従来とおりです。
　
あとアマチュア無線家は、アマチュア無線家として意見を述べていますが、
実は国会議員だったり、医者だったり、電子技術の専門家だったり、
天文学者だったりします。自分の専門分野について、いろいろと考えるのは
いけませんか？それとも国語の専門家以外は、手紙を書くなとでも？
PLCに反対しているのはアマチュア無線家だけではありません。

2002-04-24 15:25:08 Re:何と言ったらよいか (JL4CVB 鹿山)

アマチュア無線家はアマチュア無線業務のみに排他的に従事しているわけでは
ありません。関係ないから懸念を示すなってのも凄い理論ですな。

>利益を受ける数と不利益を受ける数を比較したら絶対に利益の方が上。
>それを考えたら反対など社会の敵です。
>利益を受ける数が多い以上、認められるべきで少数派は身を引くか代案を出すの
>が民主主義だと思っただけです。

それは「多数派による専横ないし独裁」で、民主主義とは言いません。
言ってて恥ずかしくならないんですか？

推進派の名前でこのような暴言を吐くことは、電波産業会の方針に従い
既存の通信に影響がないことを前提として機器開発に従事している（はずの）
多くの方にに泥を塗る行為と思います。

> 最後にＦＡＱの中で疑問がありますのでご回答下さい。
距離の問題です。電源に直接入りうることを考えてください。
emc.htm

2002-04-24 15:45:54無題 (賛成派)

「貴方所有で居住している家が，多数の利用者が見込まれる」
「費用自己負担で移転しなければなりませんね」

ハイ、そのようにします、というか　しました。
区画整理というやつですが、、一応代案は出しましたが却下されましたので。

「それら専門の方には，現行ＰＬＣがどれだけの影響を及ぼし得るかについての，
十分な情報が開示され，また，意見する機会が与えられているのでしょうか．」

質問という事なのでコメントしておきますが。
それらは、それら専門家の行うべき範囲であってアマチュア無線屋が言う事では無いと指摘しているのです。
もちろん言論の自由がありますから指摘するのは自由ですが。

それら専門家に情報開示意見を言う機会が与えられていないとすればまた別問題です。


「・総務省発表のDSL利用者　　　　　　2,378,795」
「・アマチュア無線の無線従事者の総数　3,104,116」

こういう数字のマジックを使うようじゃ　どうしょうもありませんね。
まじめに書いてきたのがばかばかしくなってきます。

「アマチュア無線の無線従事者の総数」ってなんでしょ。
こういう比較をする場合には、現に短波を使って通信をしているアマチュア無線の数を出さねばなりません。
確かに「アマチュア無線の無線従事者の総数」ならば将来使うという事も考えられますがそれを言い出したらきりがありません。

「短波放送は政府の命令放送として機能しています。」
その政府が検討してるんでしょ。
それが認めるば良いわけですよ。

「（もし云いたいことがあれば直接NATO軍に云ってください） 」
また、話しを摩り替えるんだから、、、。

これ以上、書いても自分たちの主張を繰り返すだけだろうから止めます。
肝心な質問には全く答えてくれてないしね。
（最後の質問の部分ね）

アマチュア無線屋って　もう少し論理的な方が多いと思っていただけにメチャクチャな数字を出すような方がいるとは思いませんでした。

最後に
PLCに反対しているのはアマチュア無線家だけではありません。
だけだとは思わないけど、殆どでしょ。

先の「NATO軍」ですか、他には、、、。

2002-04-24 16:14:24無題 (賛成派)

書くのを止めよう家と思いましたが「暴言」とまで言われては一言書かずにはいられません。

「アマチュア無線家はアマチュア無線業務のみに排他的に従事しているわけでは」
「ありません。関係ないから懸念を示すなってのも凄い理論ですな。」

確かに凄いかもしれませんが良く考えてみて下さい。
各分野にはそれ相応の専門家がいるんですよ、それらの専門家が意見すべき事であると言っているんですよ。

それら専門家が特段行動を起こしていないのにアマチュア無線屋が何故騒ぐといった感じです。

＞それは「多数派による専横ないし独裁」で、民主主義とは言いません。
＞言ってて恥ずかしくならないんですか？

確かにそれは言えるかも知れないけど世の中はそんなものですよ。
国会等の強行採決を見ればおわかり頂けるでしょう。
アマチュア無線は民主的なんでしょうか。

「推進派の名前でこのような暴言を吐くことは、電波産業会の方針に従い」

反対に対して賛成派と称しているだけです。
本来は、本名を名乗り意見しようと思いましたが、この程度の内容で「暴言」と取られるようじゃ恐くて名乗れませんね。

「既存の通信に影響がないことを前提として機器開発に従事している（はずの） 」
「多くの方にに泥を塗る行為と思います。 」

こそ何故って感じですね。

出ないと信じているのであれば反対運動など止めて下さい。
懸念があるから反対してるんでしょ。
それこそ泥を塗る行為なんじゃないですか。


「距離の問題です。電源に直接入りうることを考えてください。 」
「emc.htm」
回答有り難うございました。
回答してくれてないと書きましたので一応、訂正までに。

定量的な数字ありますか、アマチュア無線のアンテナから出た電波が電線等で受かり機器に入ってくる強さとモデムから出て電線を通り機器に入る電波との。

2002-04-24 18:42:17 日経から (JG1RVN　加藤徹)

23日の研究会のことが報道されていますが
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20020423CEEI028323.html
事実と違うようです。総務省は本件は、まだ白紙である、としています。
これから検討するために研究会をつくったのですから。

2002-04-24 18:48:38無題 (JL1KRA)

>確かにそれは言えるかも知れないけど世の中はそんなものですよ。

説得力がありませんぞ。
重要事項に対して行政が物事を決めるとき、そんなもんではありません。

PLCに関しては関係会社の方かも知れませんが、各社慎重なのは
本件企業の環境配慮を推し量る指標にもなるからです。
匿名掲示板のような応酬をされることには配慮されたほうが
いいと思います。今からでも実名でいかが？

（大家さんにひどく噛み付かれているので一言）

2002-04-24 18:49:33 まあまあ (高周波技術者)

いろいろな考え方の人がいますので、賛成派殿の発言も、意見の一つでしょう。
私の場合、推進派から、共存の方策が見えてこない為、最悪の状態での規制緩和だけは避けたいので、ここで意見を述べています。
簡単な例として．．．テレビ視聴ほど人口はいませんが、短波放送を聞いている人も日本に存在します。テレビを見ている時、妨害が続いたら誰だって文句を言うでしょう。短波放送も同じ事が言えるのではないでしょうか？
自分が逆の立場になった事も考えていますか？
私だったら、何か方策を検討します！　技術者ですから。

2002-04-24 18:50:13 ひとこと (JA8JDQ)

>医療機器等への妨害っていうのがありますが、ＦＡＱを読む限りアマチュア無線の>方が強い電波を出しているようですがそれらは機器に影響を与えないんでしょう
>か。
>アマチュア無線屋さんの電波が医療機器等に影響を与えず　それより弱いを思われ>るインターネット接続の方が影響をあたえると言う部分だけがどうしても理解出来>ません。
>よろしくお願いします。

-この点について-
１４４メガ、４３０メガの無線機に付いては医療機器に与える影響のデーターは
公表されており、使用上の注意ないしは使用禁止範囲について明らかにされて
います。
ただし、関係団体にお聞きしましたとろ、電力線に高周波を重畳されているという
前提で検討したことは考えたことも無いし、影響があるのか無いのか不明である。とのことです。ご存知かも知れませんが、お店によくおいてある万引き防止装置でペースメーカーが誤動作したことがあり（日本で数例のみだけですが）、厚生労働省から使用上の注意が喚起されております。また、周波数はちがいますが、無線ＬＡＮ装置も医療機関内での使用は避けたほうがよい。との注意も喚起されております。
普通の感覚では起こりそうじゃないと思われるかも知れませんが、物が物だけに
万が一障害が生じてその結果、不幸なことになっては。との配慮があるものと
思っております。
　ＰＬＣに関しても何も障害が生じないんじゃない。という憶測だけでは無く
影響が無いということを具体的に証明すべきだと思います。少しでも可能性を
残して規制を緩和するのであれば、医療機関と同一のトランスから配電している
建築物内ではＰＬＣは禁止、またはすべての医療機器にＰＬＣにより多くの
利益を得る団体もしくは個人の責任でフィルターの装着を義務つけるとか。との
付帯条項をつけるべきです。
　

2002-04-24 19:24:20 >定量的なデータ (高周波技術者)

>定量的な数字ありますか、アマチュア無線のアンテナから出た電波が電線等で受か>り機器に入ってくる強さとモデムから出て電線を通り機器に入る電波との。

逆に今まで殆どＰＬＣのスペックが出てこないから困っているのです。
上記の様な書き込みをされたのならば、こちらの気持ちも判りますよね。
最近実施されたフィールド実験の結果で、おおよそ見当は付きますが。

2002-04-24 19:44:54 海上保安庁と自衛隊へ周知の必要性 (ＤＦＫ技術研究所)

　先に出した請願書には「上の２省庁は短波帯ＰＬＣが進められ
ようとしていることに対する認識がないように見受けられる」と
いうようなことを書きました。短波帯ＰＬＣ（以下、単にＰＬＣ）
を考えるにあたり、まずこれらに対して現状の説明が必須と
考えています。

賛成派さんへ：

> そんなに短波を使いたいなら別の解決手段を
> 考え提示してからにして下さい。

　そりゃ話が逆でしょうが。短波帯を利用しているのは
アマチュア無線家だけではありませんよ。短波帯は幅広い分野で
利用されています。そこへ（周りの迷惑を省みず）いきなり割り
込もうとしているのはＰＬＣ推進派（賛成派）ではないの？

　「別の解決手段を考え提示」のくだりはあなたを含め、推進派
にそのまま突き返します。

　私もアマチュア無線有資格者のひとりですが、先日書いた
請願書ではアマチュア無線のことに一言も触れていません。
つまり、「アマチュア無線家の利害を抜きにしても、現状では
問題が山積」しているということです。具体的にどのようなこと
が挙げられているかは、ここの記事をたどっていけば明白です。

　それにしても、ＰＬＣ推進派への不信はつのるばかりです。
高周波回路の専門家に対しては徹底した秘密主義に徹する傍ら、
技術に疎いエンドユーザへはあることないこと吹き込んでその気
にさせる。そうかと思えば業界関係者とおぼしき輩が反対派への
「腹いせ」にこの掲示板へ「書き捨て」て逃げる。

　これはもう常人のやることではありませんな。今後の成り行き
によっては（本当にそうなるかどうかは疑問ですが）反対派が
賛成派になることもあるでしょう。にもかかわらず、そういう
面々に対してこういった高圧的な態度をとるということは、言い
方を変えればこういう連中はエンドユーザを「カモ」くらいに
しか考えていないということです。

　これで本当に商売が成り立つとしたら羨ましい限りです。多く
の生産者たちは（そうしないと売れないので）エンドユーザの
意見を取り入れ、気に入られる製品を開発しようと必死なのに．．．

＃エンドユーザを敵に回した企業は「必ず」滅びる。

　このところアマチュア無線家にウィルスメールが度々送り
付けられているようですが、実は推進派からの嫌がらせではない
の？　これまでにもウィルスメールが来ることはありましたが、
すぐ沈静化しました。しかし今回はかなり長引いており、少々
異常な事態です。推進派の連中ならやりかねない。

＃いくら送信者を偽っても、プロバイダの特定は可能。ひいては
＃「真の」送信者も。意外と業を煮やしたイスラエルから
＃だったりして．．．　あの国なら本当にやりかねない。

　業界関係者の中には本気になって電波環境のクリーン化へ努力
している人もいるでしょう。ですから、推進派のすべてを非難
することはできないでしょうが、現状少なくとも私がＰＬＣ推進
派に対して抱いているイメージは「最悪」です。

＃人間「引き際」を見極めることも大事。

　ところで、拙宅の電話回線は途中まで光ファイバーのため、
ＡＤＳＬの導入は不可能と言われています。その代わりとして
ＣＡＴＶインターネット接続が可能な状況です。その一方で、
光ファイバー網のラストワンマイルを無線が担うプロバイダも
登場しています。また、家庭内ＬＡＮは無線が主流になりつつ
あります。ケーブルはあるよりないに越したことがありません。

　２．４ＧＨｚ帯アマチュアバンドが浸食されるのも気分がいい
ものではありません。が、短波帯と違って見通し範囲しか通信
できない上に指向性を持たせることができ、またバンド幅が
桁違いに広いので共存可能です。どんどん使ってください。

　そう考えていくと、ＰＬＣの必要性って一体．．．？？

　うちは「ウサギ小屋」なので無線で心配無用ですが、広くて
部屋数が多く、無線がＮＧな家に住むお金持ちは、企業同様
100BaseのＬＡＮケーブルでも引いてください。そのくらいの
お金はあるはず。

　あるいは、各部屋電話回線くらいあるでしょうから、「内線
ＡＤＳＬモデム」というものを作ったら売れるかも！？　情報
漏洩の危険性があるかもしれませんが．．．　ＴＶアンテナ
コンセントがあるところでは「内線ＣＡＴＶモデム」という
のもいいかも。

　もしかしたら、そのうち電波が回折しやすいＶＨＦ帯無線
ＬＡＮが開発されるかもしれませんね。コードレスホン程度の
出力／周波数では問題なし。ただし、やはり情報漏洩の危険性
あり。（ロケがロケゆえ、当地では隣近所のコードレスホン
から発する電波がやたら入感します。ただし、盗聴の趣味は
ありませんので念のため）

2002-04-24 20:22:03 おすすめ (JG1RVN　加藤徹)

映画”インディペンデンス・ディ”は、おすすめです。ビデオも安く
出ています。通信衛星がエイリアンに乗っ取られ、危うく地球が侵略
されそうになりますが、敵の基地へ乗り込みウィルスを注入し、シールドを
外し攻撃し、危うく人類は滅亡を免れるという話です。衛星を乗っ取られた
軍の通信は短波のモールス信号で行ったのです。エイリアンたちは、
衛星デジタル通信は知っていたのですが短波通信は知らなかったので
まんまと裏をかけたという筋書きです。
　
これ「お話」で済まない話で、今でも軍の回線には短波が生きています。
湾岸戦争時に、米軍のクラブ局はアマチュア局としてハムバンドに出現し、
アラビア海から交信いたしました。むろん普通にハムの交信をしましたが
もしかするとアジア東部との伝播を確認していたのでしょう。
　
しかしKlez.Gはかなり強力ですね。送信元を偽装しますので、
みなさんも十分ご注意ください。

2002-04-24 21:36:16 エイリアンはなし (JL1KRA)

インディペンデンスデイは間違っても無いと思いますが、
バカにしていたものに助けられることはある、という事例として伺っておきます。

エイリアンが来なくても
GSO衛星が何個か壊れればGMDSS端局などガラクタでしかありませんから、
どうしても短波は残さなければならないと考えます。

これは陸で安穏としながらLANの線引く手間すら省こうとする視点からは
見えてこないことです。海上や孤立した遠隔地など短波でしかアクセス
出来ない所がたくさんあるのです。

自分の乗ったジャンボが太平洋上で洋上管制をノイズで受けられないとしたら
これは高度情報も、燃料残量、気流の状況も判らないまま飛んでいく
わけで勘弁願いたい。

図らずもこういったことを一番良く知っていて、職務にしがらみ無く発言
できるのがアマチュア無線家なわけで、推進派から嫌われているのでしょう。
しかし、これら懸念は、無線業務に従事している全ての機関と社会全体からの
ものと捕らえた方がいいと思いますよ。

私等は少なくとも電波利用料は払っていますし。

2002-04-25 10:01:33 誰とは云えませんが (JG1RVN)

Klez.Gをつかって、dbm.exe　を送るのはやめてくださいね。
いくら−何dbmが問題になっているかといっても、
これでは、いくらなんでも”特定の意図”がミエミエです。
若手の方だとは思いますが、あきらかに不法行為＝犯罪です。
実名で堂々と掲示板で議論しましょう。

2002-04-25 18:16:33 この論客、どこかにいたような (ja2002a)

賛成派と名乗る論客、アマチュア無線家をアマチュア無線屋と書くなど、どこかで
お見かけした方かと。PLC賛成派というより、反対の立場の方に反対するような論で
論を進めなさるような方法は、PLCを推進しようという方々に迷惑ではありますまいか。反対か賛成かでなく、妨害を出さないPLCについて語りたいものです。
私は短波屋ではありますが、妨害を出さないPLCにまで反対するつもりはありません。船舶技術屋でした。

2002-04-25 20:31:01 賛成派さんへ (JL4CVB 鹿山)

> 各分野にはそれ相応の専門家がいるんですよ、
> それらの専門家が意見すべき事であると言っているんですよ。

専門家の意見の方が通りが良いという意見には同意しますが、

> それら専門家が特段行動を起こしていないのに
> アマチュア無線屋が何故騒ぐといった感じです。

これは別問題ですね。

> 「既存の通信に影響がないことを前提として機器開発に従事している（はずの） 」

「前提」って書いたのがまずかったっすね。正確に言えば
「既存の通信に影響がないという条件を満たすべく機器開発に従事している」です。

条件による差異が激しいので、定量的なデータを出すのは難しいと思います。
先に出したケースデータでは不満ですか？

2002-04-26 09:02:27 短波を業務とするみなさん (JG1RVN　加藤)

この掲示板は短波を仕事としている皆さんも御覧になっていると思いますが
３０日に総務省は電力線搬送設備に関する研究会を立ち上げます。
航空、船舶、報道、防衛、警察、学究など、さまざまな業務で短波が使用されて
いますが、このままでよいのでしょうか？組織として、やはり、ご討議
いただき、総務省電波部電波環境課と至急ご相談なさった方が良いのでは
ないでしょうか？総務省は当問題に真摯に取り組んでいますので、
親切に相談に応じていただけることでしょう。
　
アマチュア無線家の立場としては「既存の短波通信に影響を与える
電力線搬送通信の規制緩和には反対します」ということで、これは総務省の
方針と軌を同じくしております。
　
ＦＡＱとしては
　
「ＰＬＣは関西で事業化するので関東では関係ないのでは」
「いいえ、ＰＬＣはＬＡＮ接続でも使用しますので、どこでも稼動可能です
ノートパソコンにＰＬＣモデムを内臓したものを想定すれば、どこでも
モデムが動作する可能性があることが判ると思います　ですから日本国
どこでもＰＬＣの漏洩電磁波問題は起こりえます」
　
「ＮＨＫの海外放送は国内を対象としていないので関係ないっす」
「いいえ、国際法の基本として相互主義の原則があります。ＮＨＫは
政府の命令放送として海外向け短波放送でわが国の政策を伝えておりますので
基本的に対象地域の海外政府からの放送がわが国内で良好に聴取できるように
見守る必要があるでしょう」

など

2002-04-26 10:50:45 学校内のネットの無料サービス (名無し)

先にPLCの業者さんが学校への売り込み（怪しい）の話がありましたが、
なんとYahoo!BBはADSLと無線LANの組み合わせで高速アクセスが容易な回線を
学校向けに無料で開放します。６年間ですが、そのうちにFTTH（光）が
来ちゃいますね。
　
「全国約7万弱の学校（小、中、高等、大学）および図書館・公民館のうち、
寄付の受け入れを希望し準備の整ったところに対して、都道府県を通じて、
以下のブロードバンド・インフラや関連サービスなどを6年間無償提供したい
というものです。」
　
先生、急いで変なものを契約しなくてよかったですね　(^_^)
　
詳細は↓こちらです
http://www.softbank.co.jp/corpnews/2002release/020424_2.htm

2002-04-26 10:51:49 SRI (JG1RVN)

名無しですが私↓JG1RVNの書き込みです（ごめんなさい）

2002-04-26 12:13:25 Klez.E/Gにご注意下さい (JL4CVB 鹿山)

このウイルスはまだ沈静化していないようです。
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_KLEZ.E&VSect=S
沈静化の遅れに何らかの意図があると言い切るのはチト問題かと。

Klezウイルスの情報は、下記をどうぞ。
トレンドマイクロ（ウイルスバスター）　http://www.trendmicro.co.jp/klez/
シマンテック（ノートンアンチウイルス）http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.klez.e@mm.html
ネットワークアソシエイツ（マカフィー）　http://www.nai.com/japan/virusinfo/virK.asp?v=W32/Klez.e@MM


特徴を要約します：
１）メーラのHTMLメール表示＋インターネットエクスプローラの弱点を使って侵入
　　→メーラが適切に設定されていない＆IEが未対策の場合、メールを見ただけで感染
２）当然、添付ファイルを実行すると感染
３）共有ファイル内の実行ファイルに感染
４）取得したアドレスを詐称してメールを送信する
　　→From行に書いている人が感染しているとは限らない。ReturnPathの解析が必要
５）ワクチンソフトに関係するファイルを削除する
　　→感染すると、普通にワクチンの導入したりアップデートすることが不可能
６）奇数月の６日に 動画・音声・画像・文書・テキスト・HTML・C言語ソース
等のファイルを上書きする（削除と違い、復旧は不可能）
７）ウイルスバスターならパターン267以上で対応

対策方法はこちら：
http://www.trendmicro.co.jp/klez/tool.asp
一時的に活動を止めるプログラム＋ウイルスバスター試用版＋専用アップデートモジュールで隔離するようです。

2002-04-26 18:28:16 吃驚。 (JA8GYQ 礒野) Link

ちょっと御無沙汰していた間に、凄い発言が
あったんですねぇ。

>問題となるのは、
>「短波通信に重大な影響を与える 」
>だけでしょう。

「重大な影響」と良いながら「だけでしょ。」と言う言葉に
全てが集約されていますね。
こういった非常識きわまりない考えでＰＬＣを推進されるのなら
「社会の敵」という言葉を、そっくりそのままお返しします。

2002-04-26 18:33:31 訂正 (JA8GYQ 礒野) Link

「重大な影響」と良いながら←「重大な影響」と言いながら　ですね。

次の発病は５／６日です。万が一のことを考えて
バックアップはマメに取っておいた方が賢明かも。

2002-04-27 05:33:59 re:学校内ネットの無料サービス (JG1RVN)

こちらに詳報されていますね
http://www.jij.co.jp/news/020425/it/111.html

2002-04-27 12:01:09 沖縄電力は・・・ (JG1RVN　加藤徹)

光ファイバーの先を無線ＬＡＮとし１１Ｍｂｐｓのサービス実験を実施
http://www.okiden-bbex.jp/001/index_001.html
　
このところADSL+無線LAN（YBB）、光＋無線LAN（電力系）の高速接続が多いです

2002-04-27 12:33:00 知らない人の為にも (高周波技術者)

自称“推進派”さんの書き込みを読む限り、下記の様な表現や、全く過去の掲示板を読んでいない事がわかる表記等、相手にならない方である事が良くわかりました。通常の大人なら人間としてもっと普通の常識で書き込むでしょう。本当の“推進派”の方も笑っていると思います。

>問題となるのは、
>「短波通信に重大な影響を与える 」
>だけでしょう。

ところで、PLCの問題は、仕事で合ういろいろな方に聞いてみましたが、プロの業界でも情報が行き届いていない事が良くわかりました。また、一般短波放送視聴者は９９％知らない状況であった為、このＨＰを中心にいろいろと紹介しておきました。
ＰＬＣについて何も知らない一般短波ユーザーの為にもこのＨＰの存在は大きいと思います。
アマチュア無線家の方々に感謝します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2002-04-27 20:08:14 請願、請願 (村上 健一郎)

しばらく掲示板を見ていないうちに妙な理屈をこねている人がいたんですね。
こんな人に対抗するには請願、請願。行動あるのみ。
おそらく日本国内の短波の最大ユーザー、海上保安庁に請願してきました。

2002-04-29 19:51:14 ＫＡＮＨＡＭに圧力？ (電子情報通信学会会員)

　ＣＱ誌５月号１８６ページにとると、関西ハムの祭典２００２ＤＸ　ＦＯＲＵＭ　ａｎｄ　関西ＤＸｅｒ’ｍｅｅｔｉｎｇ　において
ＳＥＳＳＩＯＮ　１　ＰＬＣがＤＸｉｎｇに及ぼす影響
　が講演されるはずでしたが、
http://www.koya.ne.jp/dx-meeting/
　によると、ＩＯＴＡの話に、講演差し替えがなされた模様。

　どういった、どこからの意思で、こういったことが行われたか、
確認するべきでは？

　ＣＱ１７０ページにおいても、ＰＬＣの講演会がなされるはずなので、
聞きに行きたいと思っていたのですが．．．

　みんなで、ＩＯＴＡの話を聞きに行きましょう。
　もしかしたら、どんなＰＬＣがあっても交信可能なＩＯＴＡ交信技術の話なのかな？

2002-04-29 21:11:51 請願 (石崎　亮史朗)

総務省へ二回目の請願を行ないました。
先日開催された研究会の参加者の人選が
余りにも偏っているので改善を希望する旨、
請願しました。
例のウイルス、私にも来ました。
某シマンテック社のソフトで撃退はしましたが。

2002-04-30 17:14:12 研究会開催 (JG1RVN 加藤徹)

総務省電波部主催の「電力線搬送通信設備に関する研究会（第一回）」の傍聴
をいたしました。詳細は議事録が総務省からupされると思いますが、
取り急ぎ概要です。
　
まず研究会は１〜５回の構成で７月頃を目途に結論ということですが、
これは総務省が行う自主実験の時期などにもより結論時期は未定です。

電波部長からは検討はオープンな形で実施していただきたい旨の発言があり
電波法の大枠には変更を加えず、無線局の免許を許可するときは
既存の無線局に継続かつ有害な混信を与えないのが原則というルールを
本件にも適用する旨が述べられました（これは平成１３年６月２１日
に総務委員会で総務副大臣が国会答弁で明言しています）。

委員長は東北大学の杉浦先生が選出されました。
もしヘンなものを市場に出した場合はリコールはもちろんのこと、
ＰＬ法により製造者は責任を追及されることになる。生のデータを
きちんと出していきたい旨の発言がありました。

電波産業会およびＪＡＲＬによる、先の実験報告があり、それぞれの団体から
報告書が提出され質疑がありました。ＪＡＲＬの報告書は
http://www.jarl.or.jp
に追ってＵＰされますので、しばらくお待ちください。ＡＲＩＢの報告書は
どうなるんでしょうか？（傍聴者には配布されたので私の手元には
ありますが・・・）
　
ＡＲＩＢは微弱無線局と同じ電界強度のＡ案ほか、ＢＣＤと４案を提示して
きました。ＢＣＤは何れも商業地域の都市ノイズを標準とした案です。
委員から報告の中でＳメータ指示の実験結果について質問がありましたが、
受信機のＳのこと、という答があり「あー、あの目安的なやつですねー」、
と・・・漏洩電磁界のグラフにも測定方法の問題点が指摘されました。
　
他方ＪＡＲＬは原会長により医師のハムからの懸念が述べられ、
アマチュア無線家の免許数が説明されました。武藤ＪＡＲＬ電磁環境委員から
今般の赤城合同実験の詳細の分析が説明され結論としては、漏洩電磁界強度
は静穏な田園地域の基準を上回ってはならない、モデムは漏洩電磁波や
ＥＭＣのことが分からない一般の人が使用することになり、かつモデムは
移動可能な筐体なので商業地のデータは今般の基準とならないという説明があり
今回のデータについてはＪＡＲＬとしてＰＬＣには反対する、という旨が
説明されました。ＩＥＥＥ幹部でもあるＪＡＲＬ芳野電磁環境委員長からは、
諸外国の状況説明があり米国でも軍事基地から半径１０ｋｍでの使用自粛、
ヨーロッパでも地中配線以外の場所での使用は事実上ストップしているという
状況が述べられ、HomePlugやヨーロッパでもＰＬＣより光に技術的な
力点が移行しつつあるという点が指摘され、かつ我が国のＥＭＣ委員会の
元代表の立場からも、ＰＬＣの漏洩電磁波が電波環境の破壊につながることは
明白でＰＬＣの規制緩和は許すべきではないという意見が述べられました。
委員からは宅間実験のデータについて詳細を知りたいという意見があり
後日データを提出して今後の参考としていただくことになりました。
データについてはＥＭＣ専門家による解析だけに説得力があり、多くの委員が
頷きながら説明を聞いていました。
　
ということで、初回においてＪＡＲＬから具体的な問題点の指摘があり、
さらにＡＲＩＢが資料として提出したドイツにおける普及状況の食い違いが
浮き彫りとなり、総務省としてドイツの状況を調査することになりました。
　
今後は実験を行うグループ、短波使用者からヒアリングを行うグループに
分かれて活動を行います。ヒアリングは定期航空協会、国土交通省航空局、
防衛庁、警察庁、電子航法研究所、海上保安庁、全国漁業無線協会、
日本船主協会、ＮＴＴ東日本、ＪＲ東日本、ＫＤＤＩ、宇宙通信株ｍ
国立天文台、文部科学省、名大、ＪＡＲＬ、日本短波放送、ＮＨＫ、
通信総合研究所、気象庁、短波機器の業者ではソニー、ＪＲＣほか、
ＰＬＣモデム製造者としては　松下電器産業、三菱電機、ラインコム、
住友電工、電力事業者（北海道電力〜沖縄電力まで＝委員から全部やるんですか
の疑問の声が・・・）、電波産業会、関西経済連合会、経済団体連合会
などが試案として考えられています。このほか電気設備会社、ＣＡＴＶ事業者
などを入れてはどうか、という意見がありました。
　
ただし障害が実際に起こるのを検証するには時間が限られすぎて
この問題は３〜５年はかかるのではないか、という委員からの懸念がありました。
　
言葉足らずで表現の誤りなどもあるかもしれないことをお断りしつつ
速報は以上です。

2002-04-30 17:50:09 訂正します (JG1RVN)

>委員からは「宅間」実験のデータについて詳細を知りたいという意見があり

「詫間」実験（詫間電波工業高等専門学校）の間違いです。
お詫びして訂正いたします

2002-04-30 19:58:07 訂正します　その２ (JG1RVN)

>データについてはＥＭＣ専門家による解析だけに説得力があり、
>多くの委員が 頷きながら説明を聞いていました。

データについてはJARL電磁環境委員会のEMC専門家による解析に基づく
もので説得力があり

に修正します

2002-04-30 20:45:50 電波の扱い方 (高周波技術者)

ＰＬＣ規制緩和の件で気にくわない事は、電波を扱う事に対し、基本的な事が判っていない事です。極論すると、電波の扱い方を全く知らないと言う事。ＰＬＣ推進派の方々の進め方を見ていると、それが良く理解できます。問題部分のやりとりが通常のセオリー通りに進んでいないからです。(これは電波を扱う技術者ならわかるはず。)これは規制緩和を推進する方にとって、本当は重要なんだけどな！わかる？
もし、ＰＬＣ推進派の主要メンバーの中に電波を扱う本当のプロがいて、真剣に取り組んでいたら、くだらない部分の問題は発生しないし、もう２〜３歩前進していただろう。重要な問題点を見落とし(又は軽視)ていたつけは大きいですね。
また、規制緩和を求めるにしても、日本の旧態歴然とした進め方では、これからのの時代には通用しませんよ。もっと知的に、戦略的にしないとこれからの時代は認めてもらえません。

但し、都市ノイズを基準にした案があったのには愕然としました。そんなもの基準にしてどうするんでしょうか？逆ＶＣＣＩでも決めるのでしょうか？こんな事を公に平気で公表出来るなんて、正気の沙汰と思えません。“聞かなかった”事にしてあげたいくらいです。ハズカシイ．．．

2002-04-30 22:21:36 関ハムでのＰＬＣ講演 (JA3VAP　水島) Link

>　ＣＱ誌５月号１８６ページにとると、関西ハムの祭典２００２ＤＸ　ＦＯＲＵＭ>　ａｎｄ　関西ＤＸｅｒ’ｍｅｅｔｉｎｇ　において
>ＳＥＳＳＩＯＮ　１　ＰＬＣがＤＸｉｎｇに及ぼす影響
>　が講演されるはずでしたが、
>http://www.koya.ne.jp/dx-meeting/
>　によると、ＩＯＴＡの話に、講演差し替えがなされた模様。

初めて書き込みさせていただきます。

　この件ですが、当初ＤＸ’ｅｒ　ＭｅｅｔｉｎｇのなかでＰＬＣ問題について
講演が企画されていました。もともと、関ハムの催しをキッカケに、このミーティ
ングが開催されていたため、このような表現になっていました。しかしＰＬＣ
問題はＤＸ’ｅｒのみならず、アマチュア無線家をはじめ短波を使っている方々
にとって共通の問題であると認識を改め、関ハムの催しのなかでＰＬＣの講演
をおこなうことに変更されました。そのため、ご指摘のＨＰから消えております。

　あらためて、関ハムのホームページに催しの日程が掲載されることになります
が、現在の予定では６月９日午後１時より小ホールにて行います。

　講演の内容は過去の実験（関西と赤城）の内容と結果、そしてこの結果から
考察できる事項で、サワリ（司会）を私が、本題部分をＪＨ５ＥＳＭ武藤さん
が担当します。雑誌や報告書で書けなかったり、お聞かせできなかったりした
ところも含め、ご披露できると思いますので、どうぞお越しください。

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