HF-PLC Watching Site

2007-09-28

HD-PLCアライアンス設立、実はCEPCA別動隊?

松下電器とパナソニックコミュニケーションズは、本日HD-PLCアライアンス設立を発表しました(プレスリリース(pdf)、公式サイト)。

日本語サイトはそれらしく作られているものの、英語サイトに行くといきなりCEPCAへのリンクが張られています。

FAQの中には、推進会員の条件として「PLCアライアンス等の主要ポストに就任していない法人」とありますが、CEPCA創設メンバーの松下電器はこの資格を満たしていないんじゃないかなぁ。

ま、英語サイトにはFAQも含め会員募集の告知すらないし、日本ローカル組織としてCEPCAと重複しないよう活動するのでしょう。HomePlugやUPAといった「国際規格PLC」に対抗しようと英語サイトまで作っても、ローカル組織に過ぎないことはバレバレ。

《おことわり》
本記事中のリンクは、ブラウザの設定次第ではクリックしてもエラーにある場合があります。URL設定者の問題ですのであしからずご了承ください。
20:22:34 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

毎年のことですが,これもCEATEC対策でしょう。
(投稿日時:2007-09-29 01:19:58)
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2007-09-27

同軸ケーブルがPLC技術の生きる道?!

NEC(2007-09-16既報)に続き、住友電工もPLC技術を応用した同軸用高速モデムに参入してきました(ニュースリリース)。

それだけなら単なる二番煎じに過ぎないのですが、笑ったのが、「同軸ケーブルは、高速PLCの線路として用いる一般の電力線と比べて、反射や伝送損失などの線路品質が格段に高く、電磁波をシールドしているため、不要放射による外部への影響もありません」という記述。言い換えれば、「電力線は反射や伝送損失などの線路品質が格段に低いため大電力で通信せざるを得ず、さらには電磁波をシールドできないため、不要放射による外部への影響が避けられない」ということですね。
23:10:00 - jr9mfk - コメント5件

2007-09-26

組み込み総合技術展2007 (ET2007) でPLCセミナー

組込み総合技術展(Embedded Technology) 2007が11月14日(水)〜16日(金)にパシフィコ横浜で開催されます。

16日には,以下の無料セミナーが開催されます。事前登録が始まっていますので,登録はお早めに。

高速電力線通信

■13:30〜14:40
高速電力線通信のEMC評価技術
【講師】 稲田 勉 氏
(株)松下電工解析センター EMC・基板解析事業部 EMCグループ 部長
【講演概要】
高速電力線通信の技術開発においては、電力線からの漏洩電界による周囲への影響や、電力線上の伝導性ノイズによる通信への影響など、EMC面で考慮すべき点が多い。これらの課題について、電波法に基づく伝導妨害波電流の測定方法の実例や、代表的な干渉実験の結果などから、高速電力線通信のEMC評価方法を紹介する。

■14:50〜16:00
組込み用電力線通信とZigBee無線デバイスとその応用
【講師】 大垣 健二 氏
(株)ルネサステクノロジ システムソリューション統括本部 新ビジネス開拓センタ 担当部長
【講演概要】
機器、設備を新たな配線工事を行わずネットワーク接続することが出来る技術は、無線と電力線通信いわゆるNo-New Wireである。広帯域電力線通信は、06年10月に規制緩和され市場が広がろうとしている。ビルや店舗などに加えホームネットワークのコマンド&コントロールの分野で組込み用途のPLCデバイスとセンサーネットワークとして話題のZigBee無線が融合される。これらのデバイス技術とその応用について述べる。
17:44:24 - ohishi - コメント0件(追加)

2007-09-22

環境雑音を30dB超過するPLCノイズを報告

電子情報通信学会 環境電磁工学研究会(EMCJ)が9月21日に開催されました。

同研究会において,市販されているPLCアダプタ5種類を用いた,漏洩電界強度,屋内配線を流れるコモンモード電流,屋内配線のLCLの実測結果が報告されました。測定に用いたのは,HD-PLC方式,UPA方式(2種類),HomePlug 1.0Turbo,HomePlug AV 1.0に準拠し,総務省により型式指定が告示されて市販されている製品です。

報告結果のまとめは以下のようになっています。

(1) コモンモード電流が許容値を満たしていても漏洩電界は周囲雑音を30dB以上超えることがある

(2) コモンモード電流と漏洩電界の間には因果関係は認められない

(3) コンセントのLCLが高くてもコモンモード電流が許容値を15dB以上超えることがある

(4) LCLと漏洩電界の間には因果関係は認められない

(5) モデム出力のコモンモード電流を20dB以上超えるコモンモード電流が屋内配線に流れることがある

(6) 技術基準が前提とした15MHz以下の周囲雑音の値は少なくとも10dB過大である可能性が高い

この報告の続きは,10月に仙台で開催される同研究会で報告される予定です。
00:07:41 - ohishi -

jr9mfkさんによるコメント:

来月は杉浦センセの地元だというのに、東北大学の発表は名誉教授の記念講演しかないのですね。

それとも、もうPLCの議論には懲りたのかな。杉浦センセが懲りても無茶な仮定に基づく技術基準は生きているわけで、何とかしなければならないことに違いはないのですが。
(投稿日時:2007-09-23 13:32:29)

東北大縁の者ですがさんによるコメント:

杉浦先生は既に東北大学を退官されました。
今の所属は存じ上げませんが、在学中からNICTのディレクタを兼務されていたので、そちらに籍があるのではないでしょうか?
(投稿日時:2007-09-26 21:17:39)
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2007-09-20

電気関係学会関西支部連合大会、パネルディスカッションでPLCを討議

11月に神戸大学で開催される電気関係学会関西支部連合大会のパネルディスカッション(11月17日(土)15:40〜17:40)では、「電源コンセントから広がる新技術 −電力線通信への期待と課題−」というテーマで討議が行われます。

関西といえば、関係学会のひとつ電子情報通信学会が明日京都でEMCJを開催し、PLCによる漏洩電界測定結果の発表が予定されているところ(2007-08-31既報)、両方出席される方も少なからずおられるでしょうし、活発な討議が期待されます。
00:52:11 - jr9mfk - コメント0件(追加)

2007-09-19

NATO LCLではPLCの漏洩電界を記述できないと報告

昨日(9月18日)jr9mfkさんが報告されていたNATOの技術報告には,PLCモデムが接続された電力線からの漏洩電界強度に関する重要な指摘が含まれています。

7.1.2 CMRR/LCL Measurements
CMRR/LCL values are generally measured as the ratio between the DM and CM voltages at the injection point. This may not be a representative measurement with respect to radiation, since impedance mismatches and standing waves can cause large variations in the CM current along the line. <中略> Measurements presented in [69] show large variations in the CM current at different positions in a house (and also at different frequencies). For an injected power level of about 0 dBm the CM current varies between 10 dBμA and –30 dB dBμA at the same frequency.

Simulation results presented in [65] indicate that, for the case of a single straight power line with no branches, a LCL of 24 dB (asymmetrical loading) will cause the radiated power to increase by 50 – 70 dB compared to symmetrical loading. For more complicated network geometries, the increase in radiation due to asymmetrical loading is similar for low HF frequencies and higher for high HF frequencies. According to [70], the CM currents along the line can not be deduced from the CM signal at the feed point due to this kind of variations, and therefore the LCL can not directly be used to estimate the radiated fields in case of PLC. Similar arguments are given in [71].

注:[ ]内の番号は,同報告が引用している参考文献番号
CM = Common Mode,DM = Differential Mode,
CMRR = CM Rejection Ratio
LCL = Longitudinal Conversion Loss

要するに,PLCの場合,LCLによって漏洩電界強度を記述することはできない,ということです。
22:50:04 - ohishi - コメント0件(追加)

2007-09-18

NATO、ITU-R勧告"Quiet Rural"値より1〜10dB低いレベルでの規制を主張

北大西洋条約機構(NATO)の研究技術機構(RTO)は、PLTに関する技術報告(pdf)を公表しました。

英国やドイツでの実測値を基に、1970年代の米国での測定に基づくITU-R勧告P.372-9に示された環境雑音の値は欧州ではいまだ適切であること、無線通信やCOMINT(Comminication Inteligence;通信傍受による情報収集)の確保のためには、同勧告の"Quiet Rural"(静穏な田園地域)の値より1〜10dB低いレベルでの規制が必要なこと、PLTはxDSLに比べ多大な混信問題を引き起こすことなどを主張しています。
19:09:11 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

環境雑音というか人工雑音 (man-made noise)についてですね。同様の測定結果はITU-R SG3にも報告され,その内容を反映した勧告P.372改訂案がSG3で承認されています。10月のRadiocommunication Assemblyで改訂勧告として成立する予定になっています。
(投稿日時:2007-09-19 22:36:05)

jr9mfkさんによるコメント:

いや、その改訂案はRadiocommunication Assemblyを待たず、同時採択承認手続(PSAA)により成立したとの回章が9月14日に出ています。
http://www.itu.int/md/R00-C...
(投稿日時:2007-10-02 21:31:57)
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PLC型式指定告示

総務省は9月18日,PLCアダプタなどの型式指定を官報を通じて告示しました。
製品は,シャープ,バッファロー,住友電工ネットワークス,ネッツエスアイ東洋,そして,三菱電機のものです。

無料アクセスは1週間ですので,pdfを保存したい方はお早めに。
17:29:13 - ohishi - コメント0件(追加)

2007-09-16

NEC PLC推進センターが同軸LANモデムの問い合わせ先に

NECは9月13日,テレビ用の同軸ケーブルを用いてLANを構築できるモデムの発表をしました。最大200Mbps (おそらくPHY速度)の通信速度が出るとのことですが,3箇所示されている問い合わせのうちの一つがNEC PLC推進センターとなっています(上記ページの最下部を参照)。
14:21:23 - ohishi - コメント0件(追加)

2007-09-15

PLCアダプタ: 速度など不満 規格乱立 消費者は様子見

日経新聞 9月12日朝刊35面に載った記事です。残念ながら印刷版のみです。

概要をご紹介します。

・規格の多さなどから様子見をする人もおり,販売の勢いが鈍っている
・価格は,早くも3割ほど下がった
・発売当初は新商品好きが飛びつき,すぐ売り切れる状態が続いた
・期待するほど通信速度が速くない
・ノイズが発生する電化製品と一緒に使うと通信速度が遅くなる
・12月を基準にした販売数は3月に約3割増しだったが,その後減少し,8月の販売数は昨年12月とほぼ同じ(BCN調べ)
ノイズの発生を防ぐ(???)タップは品切れが続く

確か,既存の電気配線をそのまま使えるのがPLCの売りだったはずですが,電気製品からのノイズ流入を防ぐ製品を追加購入しなければ速度が確保できないとは困った製品です。
01:06:17 - ohishi - コメント0件(追加)

2007-09-12

PLCに対する異議申し立て2件 電波監理審議会に付議される

9月12日 総務省は,PLCに関して提出されていた異議申し立て2件を電波監理審議会に付議しました。

1件目は個人による異議申し立てで,2件目はアマチュア無線家ら115名によるものです。
19:53:30 - ohishi - コメント0件(追加)

2007-09-08

CEATEC JAPAN 2007でHD-PLCセミナー

CEATEC JAPAN 2007が10月2日から6日まで幕張メッセで開催されますが,その中で10月3日にHD-PLCのセミナー(というか宣伝の場なのですが)が開かれます。現在,参加受付中ですので,興味のある方はお早めに申し込みをしてください。

CEATECでPLC関係の展示を予定しているのは,PLC-Jパナソニックだけのようです。

<追記:9月16日>三菱電機も出展するそうです。
23:57:50 - ohishi -

misakiさんによるコメント:

第11回 ネットワーク工事機材展
http://www.ric.co.jp/expo/n...
10月11日と12日に池袋サンシャインシティ文化会館で開催されます。ここでは松下の他、NEC、スズデン、プレミネットの3社のPLCが展示されます。
(投稿日時:2007-09-12 00:18:22)
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2007-09-07

802.11n : 一戸建て/マンションでは常時70Mビット/秒程度を達成

無線LAN IEEE802.11nの実力を測定するIT Proの特集の第5回です。

壁などを通しても,階が異なっても,70Mbps以上が達成できるとする報告をしています。

802.11nの実力はPLCより遙かに高い

ことがよく分かります。
18:07:32 - ohishi -

AHPさんによるコメント:

このサイトは嘘ばっかりだねぇ。ほんと。
皆さん、だまされないでください。
(投稿日時:2007-09-16 13:45:21)
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2007-09-05

プレゼントを受け取らないと権利が消滅??

Niftyは9月1日から30日まで,PLCモデム プレゼントキャンペーンを実施しています。

ここまではよくある話なのですが,その注意事項をみてビックリ。

===引用始まり===
ご注意事項: <中略>

* PLCモデムをお受け取りいただけず返送となった場合,再送をさせていただきます。再送時にお受け取りいただけない場合,プレゼントの権利が失効となりますのでご注意ください。

<後略>
===引用終わり===

返送されたモデムは他の人のプレゼントとして使えば良いのに,ここまでしてPLCモデムをプレゼントしなくても良いと思うのだが。タダでもいいからPLCモデムを配る何かの事情があるのでしょう。
17:52:34 - ohishi -

UZさんによるコメント:

そういうこともあるのでしょうが…。
わたしが思うに、送り先が留守等で結局受け取ってもらえず、荷物が送り返されてきた場合に、「もう一度送ってみますが、また戻ってきたら、もう送らないよ。」て言うことを告知しているだけのことじゃないかなあと思いましたが。でも、無線LANだと、レンタルのものが多いのに、PLCの端末をあげちゃうなんてのは、よっぽどメーカーに在庫があって、処分に困っているんでしょうね。
(投稿日時:2007-09-05 21:56:53)
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2007-09-03

無線LANのスループットが100Mbpsを超えた

9月3日のIT Proに,802.11n Draft2に対応した製品のスループットを実測した記事が出ていました。100Mbpsをこえる性能が測定されたとのことです。
14:37:51 - ohishi - コメント0件(追加)