HF-PLC Watching Site

2006-02-28

日経コミュニケーションのセミナー

論評抜きで紹介のみ.
http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/ncc/semi/0603/
21:26:54 - jh5esm - コメント4件

2006-02-26

自民・平井議員、堀江前社長と小笠原視察立ち消え、安堵

2月25日の朝日新聞の記事です。平井議員は,PLC-Jとも懇意にしている方(同議員のブログ参照)。
朝日新聞の記事では下記のやりとりがあります。衛星経由ではTCP/IPの特性によって実現できる速度はたかだか1回線あたり1.5Mbps程度にしかなりません。(この回線をたくさん束ねれば,FTTH並にはなるでしょうが,コストが・・・)同議員には(LDにも?)技術的な知識が皆無であることが伺い知ることができますね。

***
平井氏らによると、LD側は「無線LANと通信衛星を組み合わせれば、海底光ケーブルを敷くよりもコストをかけずにブロードバンド化できる」と提案。平井氏が「本当か」と尋ねると、「うちの技術でできると思います」との返答があったという。
***

ちゃんとした知識があれば,PLCなどという電磁環境悪化の親玉みたいな技術には飛びつかないものなのですが。
16:58:27 - ohishi -

村上さんによるコメント:

大笑いですね。ブログも見ましたが勝手に本年中の実用化にしてしまっている。やり出したら対米協調一本やりの親分が嫌がるに決まっている。
(投稿日時:2006-02-26 17:32:19)
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2006-02-21

スペイン、Iberdrola社もPLC投資凍結

elconfidencial.comの記事によると、スペインでPLCサービスを提供している電力会社Iberdrolaは、PLCへの投資を凍結しているとのことです。

まさに欧州勢総崩れですね。
01:48:41 - jr9mfk - コメント0件(追加)

2006-02-16

米ニューヨーク州の電気事業者、100軒余で2年間のBPL実験へ

米ニューヨーク州の電気事業者Long Island Power Authority(LIPA)は昨日、同社の電力線によりBPL商用化に向けた2年間の実験を行う者を公募する旨発表しました(ニュースリリースNewsday記事)。

実験は工業地域に隣接したごく限られた地域でインターネット接続105戸、自動検針20戸の規模に過ぎず、しかも他社にリスクを負わせて長期間の試験を行うということは、LIPA自ら投資する段階ではないと判断しているものとみられます。

なお、Newsday記事はアマチュア無線への干渉可能性についても触れています。

《2006-2-18追記》
The New York Timesも報じました。装置が高価なこととアマチュア無線への干渉の懸念が、電力会社の動きを鈍くさせていると書いています。
23:57:00 - jr9mfk - コメント0件(追加)

2006-02-15

日経ネットワークの解説記事

同紙にPLCの解説記事がありましたのでご紹介します。

”送信信号の出力を数mWにしなければならない一方で,一戸建て住宅をカバーする100メートル程度の伝送距離と,AV機器に高精細な動画を送る100Mビット/秒程度の伝送速度が必要になる。”

テーブルタップを使って接続すると非常に大きな減衰が起きますから,100mの伝送はどうなんでしょうか?米国でM社が公開しているPLC機器の仕様書では,ftp転送で42Mbps max.ということですから,100Mは無理ですね。

”ただ,各社が工夫を加えているため,異なるメーカーの製品間では共存ができないことも起こりえる。当面は同一メーカーの製品をそろえて利用することになりそうだ。”

互換性がない製品が,何も問題を知らない消費者に受け入れられるのでしょうか?
19:01:18 - ohishi - コメント13件

2006-02-14

IEEE P1901--BPLの標準化--の状況

IEEEにおけるBPLの標準化情報です。
2006年末までに成案を作成したいとのことですが,参加者(Internet Service Provider Earthlink, utility company Duke Power, Intel, Sony, and electronics retailer RadioShack)の要求を全部集めてみると,"all of the companies [represented in the P1901 Working Group] recognize that this is a situation where everyone’s needs can be met or no one’s needs can be met. In other words, compromise will be in order."だそうです。予定通り纏まるかどうか注目しましょう。
12:07:20 - ohishi - コメント0件(追加)

2006-02-13

PLC推進団体、無線に宗旨替え?!

2004-11-03に紹介したこともあるPLCAことThe Power Line Communications AssociationのWebサイト(http://www.plca.net/)に久々にアクセスしたところ、Wireless Network Magazineなるサイトにリダイレクトされてしまいました。

一瞬、PLC推進団体が無線に宗旨替えしたのかと思ってしまいましたが、おそらくドメイン名の期限切れ後に継承した人がリダイレクトするように設定したのでしょう。それにしても、洒落っ気のある話ではあります。
23:46:00 - jr9mfk - コメント0件(追加)

2006-02-12

豪タスマニア州REAST、背景雑音比最大32000倍のBPL漏洩電波を観測

日本企業のモデムによりBPLの試験サービスが行われている豪タスマニア州で、地元の無線愛好者団体REASTが先月行った、BPLの漏洩電波の観測結果(pdf)が公表されています。

背景雑音比19dB(80倍)から45dB(32000倍)という非常に大きな漏洩電波が観測されています。
22:45:43 - jr9mfk - コメント6件

2006-02-11

法令順守はリスク管理

2月11日の朝日新聞 私の視点 欄に注目すべき意見が書かれていました。ご紹介しましょう。企業だけではなく役所にも読んで欲しいご意見だと思います。

法令の順守はリスク管理 (国弘 正 弁護士)

<中略>

法の網をかいくぐって利益を上げる手法は一見有効に映るが,実は経済合理性を欠く企業行動である。灰色の領域での行動はいつか必ず失敗し,取り返しのつかない制裁を受けるからだ。
コンプライアンスとは,法令の文言だけでなく,その精神,目的は何かを考えて行動することであるが,これは単なる商道徳の問題ではなく経営上のリスク管理であり,経済合理性に裏付けられた行動である。また,長い目で見れば,消費者の信頼やブランド価値の向上にもつながる。
コンプライアンスの本質を理解して持続可能な成長を目指すか,近視眼的に利益のみを追求するかは,経営者の能力を決める重要な要素である。
11:55:14 - ohishi -

jr9mfkさんによるコメント:

理想はそのとおりでも、「法令の文言だけでなく,その精神,目的は何かを考えて行動すること」が、民間企業はもとよりお役所ですらままならないのが現状ですから、「法令の文言」をきちんとしておかねばならないわけです。

無線局でいう電波法第56条(混信等の防止)に相当する規定がなく、無線従事者も選任されない高周波利用設備は技術基準により混信等を防止するしかないので、相当厳重な技術基準を定めざるを得ません。

自由民主党政務調査会u-Japan特命委員会も、法律の整備という議員の責任を完全に放棄しながら掛け声だけかけても、世は動かないことを思い知るべき、逆に言えばかけられた方は思い知らせるべきです。
(投稿日時:2006-02-11 18:49:34)
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2006-02-10

偽装に手を染める新聞社

コンセントにつなぐだけ 高速ネット実用化実験(産経新聞社−goo)、「屋内に新たに光ファイバーなどを引き込む工事は不要」は誤解を招く表現に留まるかもしれませんが、「総務省の研究会などで検討した結果、(中略)現在、パソコン利用時に漏れる電波レベルに抑える−といった条件が示されている」という部分は完全に、いま流行りの「偽装」ですね。

研究会の報告書の内容は「パソコンが電話線(モデム)やLANケーブルに流すコモンモード電流と同じ許容値とする」です。2005-12-22に指摘したとおり、負荷も含め平衡が考慮されている電話線やLANの許容値と同じコモンモード電流を、平衡がまったく考慮されていない、さらに言えば片切り電灯スイッチ、三路スイッチ、電気カーペットなど意図的に不平衡とされた配線や負荷から構成されている電力線に流せば洩れまくるのが当然。「パソコン利用時に漏れる電波レベルに抑え」られるはずがありません。

「総務省の研究会など」と表現をぼかして責任の所在を不明にしているのが悪質千万。表現の自由は尊重しますが、嘘つきは泥棒の始まりですぜ。
23:40:01 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

多くの記者には技術に関する知識が皆無ですから,言われたままに報道するのでしょう。ろくな勉強もしていないし。産経新聞に限った話ではありませんよ。無知は犯罪の始まり,ってとこですかね。
(投稿日時:2006-02-11 12:00:20)

jr9mfkさんによるコメント:

意見が対立している問題について、ろくな勉強もせず片方の見方だけしか聞かずに記事を書くのは記者失格です。そんな記事を平気で載せる新聞社も然り。
(投稿日時:2006-02-11 18:33:57)
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2006-02-09

EMCの専門家が,PLTはEMCにとって悪,と明言

英国にEMC関連のコンサルタント会社であるELMACがあります。同社が公表している論文に,"Why broadband PLT is bad for EMC"(著者はTim Williams氏)というものがありました。論文のタイトルが全てを物語っています。

この論文の前文をご紹介しましょう。
Broadband internet communication is here to stay, but its method of delivery is still controversial. This paper looks at the technology of Power Line Telecommunications (PLT) through the lens of an EMC specialist, and attempts to explain why broadband through PLT is a dangerous and divisive issue. Although the author was initially neutral regarding this technology, that is no longer the case. Hopefully this article will clarify the reasons.

この論文では,PLTは無線システムを保護することはできない,とまで明言しています。一度目を通すことをお勧めします。
20:24:41 - ohishi - コメント0件(追加)

環境に配慮して豊かな生活を:松下電器

やや古いですが、パナソニック環境フォーラム2003での松下電器中村社長による講演内容がWebに出ていましたので紹介します。サイトはこちらです。この講演において同社長は以下のように述べています。

やや極端な表現になりますが、「環境」よりも「利便性」を優先したような20世紀型の豊かさではなく、「環境」と「利便性」を両立させた、持続可能な発展を実現する「新しい豊かさ」を提供していくことが、私どもの使命であると、認識いたしております。

そのほか、情報技術も環境に貢献しております。画面にありますように、エコーネットなど、家庭でのエネルギーを管理するサービスや、テレビ電話やイー・ラーニングなど、移動を伴うことなくコミュニケーションを可能にするシステムに代表されるように、情報技術の進化は、環境との関わり抜きに考えることはできません。これらの技術は、時間という価値を産み出すだけでなく、結果として資源やエネルギーの節約につながり、環境の面からも大きく貢献できるものと考えております。以上、「地球環境との共存」という視点から、様々な取り組みをご紹介してまいりました。

今後の同社の動きに注目していきたいと思います。
15:04:06 - ohishi - コメント0件(追加)

困難に直面しているIn-House系PLC

米国ABIリサーチ社の調査レポートの概要を見つけました。それによると,

ホームプラグ/宅内PLCとアクセスBPLは、どちらもホームネットワーキングとブロードバンドアクセス市場に参入するうえで困難な問題に直面している。支持者はホームプラグ/PLCと他のネットワーキング技術が家庭内で共存することを望んでいるが、競争相手はそのことについてどう考えるだろうか。ICおよびコンポーネントベンダは機器ベンダ等と同様に、複数のネットワーキング技術を柔軟にサポートするだろうか。
アクセスBPLは、少なくともいくつかの市場で他の主要なブロードバンドアクセスプラットフォームと競争しなければならないという、より困難な問題を抱えている。BPLの主な課題は何か、ユーティリティおよびベンダグループは規制機関と共にどのようにそれらの課題に取り組んでいるのだろうか。

とあります。他にもずいぶん課題が多いとも。昨年11月に出版された本体のレポートは購入しないと読めませんが,ちょっと興味がありますね。
<追記>日本代理店に価格を尋ねましたら,USD 4200とのこと。
00:14:11 - ohishi - コメント0件(追加)

2006-02-08

続 PLCは電波利用システム?

新たなIT戦略構築に向けての提言(pdf)(平17.12.6自由民主党政務調査会u-Japan特命委員会)では、「PLCなどの新たな電波利用システムの導入を図ること」と「等」すらつけずにPLCが「電波利用システム」であると断定しています。

世界最先端のIT国家実現のための申し入れ(pdf)(平17.6.10自由民主党政務調査会e-Japan特命委員会)では、「PLC(電力線通信)(中略)等の情報通信技術の早期実用化と関係制度の整備に取り組むこと」でしたから、自由民主党もこの半年で、CISPRでなくITU-Rの周波数共用の枠組みでの検討が必要だと理解したのでしょうね。
00:17:19 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

まぁ,PLCの本質は無線ですからね。高周波信号は表皮効果のために電力線の表層のみを伝搬する。それ故シールド電力線にでも張り替えない限り,電波が漏れるのは当たり前。
この単純な物理を理解した上で「電波利用システム」と呼んでいるのだとしたら,単位をもらう準備ができた。でも単位を受ける前に試験があります。
問題:
電波利用システムであるPLCと他の無線業務との周波数共用検討結果が,あの研究会が強行採決した許容値と合致するか否かを検証すること。

それにしても自民党の申し入れ内容は薄っぺらい。書いた人々も内容が分かっていないのでしょう。分かるくらいなら議員なんかやっていないで研究畑に行けるはず。ITの基本的技術はみなアメリカに押さえられている。IT企業は結局アメリカが儲けるための先兵になっているに過ぎないのに。それが分かっていて書き上げたのだろうか?(そうじゃないでしょうけどね)
(投稿日時:2006-02-08 00:38:42)
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2006-02-07

東電:内幸町本店ビルで実証実験開始

東京電力のプレスリリースによると,同社は「オフィスでの利用を想定した高速電力線搬送通信(高速PLC)の実証試験の開始について〜総務省「高速電力線搬送通信に関する研究会」が取りまとめた共存条件に準拠するモデムを国内で初めて使用。実用化に向け、従来より一歩進んだ実証試験〜」と題する実験を2月7日から開始した。

設置場所は,千代田区内幸町1-1-3
実験期間は,2月7日から3月31日

実際にどれだけ漏れるか,また,実環境でどれだけ使えるのか,を実測するものと思われます。壁コンからタコ足配線でもやっていれば使えないってことも調べるんでしょう。
22:38:04 - ohishi -

匿名さんによるコメント:

NHKニュース 経済2月7日 17:45
「電線使い高速ネット 試験開始」
http://www3.nhk.or.jp/news/...
(投稿日時:2006-02-08 17:11:04)

石崎 亮史朗さんによるコメント:

関東総合通信局も公表しています。詳細は以下の同局公式Site内コンテンツをどうぞ。
http://www.kanto-bt.go.jp/i...
(投稿日時:2006-02-10 00:36:37)
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FTTHやADSLが不要になると思っている人が大多数

PLCの強行についての記事が2月2日のCNET Japanに出ていました。記事そのものはわりと客観的で,普及についても未知数としています。ただし通信速度に関してはPHY層の理論最大速度のみ掲載。実効速度は推進者が出さないから・・・
ところが,この記事に対するtrace backを見るとなかなかおもしろい。FTTHやADSLがなくてもPLCさえあればインターネットに繋げると思っている方がPLCを歓迎しています。この勘違いがPLCの未来を表しているのではないでしょうか。
09:29:48 - ohishi -

村上健一郎さんによるコメント:

PLCと賛成で検索すると、結構勘違いしている人が多いことが分かります。反対論を書き込んで説得して回るわけにも行かないので、何もしてはいませんが、世間の関心の持ち方は単なる願望レベルに過ぎないですね。
(投稿日時:2006-02-08 11:30:34)
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スペインEndesa、撤退は技術的理由

ADSLZONEの記事によると、Endesaの撤退は高周波を伝送するように作られていない電線が「大きなアンテナ」として動作するという技術的問題を解決できなかったことが理由だという。

《2006-02-08追記》
Endesaには日本メーカーがモデムを供給していましたから、日本メーカーにとっても問題が解決できなかったことになりましょう。
07:58:00 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

最初から無理だと分かっている問題に敢えて立ち向かった勇気は称えよう。しかしスペインには相変わらずドン・キホーテがいたんですね。

スペイン語から英語への自動翻訳をやってみました。googleのものですが、結構上手に訳していますね。
http://translate.google.com...
(投稿日時:2006-02-07 09:31:33)
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2006-02-04

米Avista、昨年末までにBPLの試験を始める計画をいまだ検討中

The Spokesman-Review.comの記事によると、昨年7月、年末までにBPLの試験を始めると発表していたAvista社、ビジネスモデルを描けず計画の継続そのものを含めいまだ検討中とのこと。

ちゃんと商売になっている事例って、世界中探してもないんじゃないのか?
14:26:12 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

年末は毎年あります。年末までにというのは嘘ではないんでしょう。どの年末なのかは明言していないんだから。
(投稿日時:2006-02-06 00:00:03)

jr9mfkさんによるコメント:

記事原文には "by the end of 2005." と、昨年末であることを明記してあります。
(投稿日時:2006-02-06 21:36:02)
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2006-02-03

米国で始まった電力線ブロードバンド・サービス

EDN Japanの記事です。米国でのBPLサービスの現状と将来性についてかなり客観的に書いているものです。
Main.net社が財政難に陥っていること,IEEEにおけるBPL標準化活動の中でCEPCA(松下電器)が頑張っていること,など有益な情報が含まれています。
記事の最後にはこんなことが書かれています。是非ご一読を。

2005年10月中旬、ARRLはFCCに対し、BPLシステムの使用中止をマナサス市に指示するよう正式に申請した。プレス発表時にはARRLはその回答を待っている状態だった。Tarnovsky氏は、マナサス市のBPLシステムにはノイズをフィルタリングする機能がなく、まったく信頼性に欠けると主張する。市内を移動しながら通信していたハム愛好家がBPLシステムの一部を停止させ、リセットする必要があったというのだ。
14:50:20 - ohishi -

電子情報通信学会会員さんによるコメント:

記事内の文面では、

「Intellon社のHomePlugチップにはノッチが実装されている。(中略)HomePlugまたはDS2社のチップを搭載したシステムは比較的静かだとHare氏はいう。ノッチが付いている場合、架空電力線から発生するノイズレベルは静音より15dBほど高い程度だ。(一部略)
 BPL業界の多くの関係者は、ノッチ付きシステムを静かだと考えている。」

と、なっていますね。苦笑。ナンボ話をしても時間の無駄ですね。実際に雑音を聞いていないからこういった発言が出るのでしょうね。米国も日本も同じですね。実際に聞いていない人が研究会をやっているのと同じですね。爆笑。研究会の人たちにも実際の雑音を聞かせてくれてやったらいいと、思います。

閑話休題

 そもそも、今回の研究会は、「短波帯の無線利用との問題だけを検討している」ということです。

 と、言うことは、小泉内閣が大切に考えている日米関係に鑑みて、当然、在日米軍と自衛隊に説明に短波帯との無線利用について説明に誰かが行くのかと思います。

 私には知識がないので誰が行くのか知りませんが、「無線との共用を考えているなら、放射電界強度を規定するべきである・よって、端子電圧ではなく、放射電界強度の規定をしろ」の一言でバカにされるのが落ちと思います。で、ますます、わが国の立場が弱体化する.....

 何だかなあ....と、思います。
(投稿日時:2006-02-03 23:53:29)

ohishiさんによるコメント:

あのFCCだって電界強度で許容値を決めている。電界強度で決めると導入できないと泣いている我が国の企業が,かの米国ではFCC compliantだと言って製品を販売している。
なんかおかしいですよね。
(投稿日時:2006-02-04 00:44:36)

電子情報通信学会会員さんによるコメント:

 そもそもこういった、ものの基準値を端子電圧にする....とした、入口が大きな間違いですね。

 入口論を間違えているのであるから、パソコンだの、なんだの...と、なってしまう。

 入口すらキチンと仕切れない技術力を世界に大見得きって披露するのかなあ???日本の弱体化がますます進みますね。多分日本のCISPR関係者は自分で自分の首を絞めるような気がします。そして、お立場が悪くなると思います。

 外国なら失笑して見ていればいいですが、日本の国力の弱体化は何だかなあ...と、思います。
(投稿日時:2006-02-04 07:29:49)
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スペインEndesa落城、欧州勢総崩れへ

スペインの新聞EL PAISの記事(スペイン語)によると、2年前に平井たくや議員が視察し、住友電工がPLC に最も積極的に取り組んでいる電力会社(pdf)と評したEndesa社は、ZaragozaでのPLC試験サービスを終了して実用化を断念、今後は50%出資したEpresa社を通じてPuerto Realでのサービスのみ継続するとのこと。

2年前は2000加入あったZaragozaでは600加入に減少し、Puerto Realでも500加入しかないという。

もはや欧州勢総崩れになりつつあります。こんな状況でCISPRで議論が進められるとは思えず、実際、昨年12月のITU-T SG5でもPLCとのEMCの課題を担当するラポーターは「欧州内で意見がまとまらずITUで議論できる状況でない」と言い残し会期途中で帰ってしまったと聞きます。純然たる国内規格を作る委員会ならともかく、CISPRで議論できる状況にない状況でCISPR委員会で議論を始めるというのは非常に奇異に映ります。

《2006-02-04追記》
例のセミナー、大黒氏の「スペインでは数万ユーザーに実用サービスが行われている一方で,実験ベースから抜け出せない国もある」って、そのスペインですらEndesaのほかIberdrola社がマドリッドとバレンシアで3000加入あるだけで、全然実験ベースから抜け出せていないのだけど。
00:33:38 - jr9mfk -

ohishiさんによるコメント:

紹介頂いた記事を斜め読みしましたが,ADSLの普及に押され,かつ,速度が遅いのに値段が高い(1Mbpsで39Euro!!)というのが背景のようですね。PLCしか使えなければ仕方なく使う人もいるでしょうが,より安定でより安いものが出てくればもうPLCなんか誰も使わないということ。
(投稿日時:2006-02-03 01:16:02)

電子情報通信学会会員さんによるコメント:

「スペインでは数万ユーザーに実用サービスが行われている一方で,実験ベースから抜け出せない国もある」

 ウソをウソで塗る講演会が開幕するのでしょうね。面白いですね。どんどん自己矛盾がでてくるでしょう。

 で、入口を大きく間違えた端子電圧でOK、と、したり顔でいうのでしょうね。
(投稿日時:2006-02-05 11:34:48)
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2006-02-02

フジサンケイビジネスニュース:PLCについて報道

2月2日のフジサンケイビジネスニュースを紹介します。
一応内容は、PLC推進派を取材した結果だと思われます。しかし、『早ければ今秋にも』実用化とか、『普及は未知数』とかかなり慎重な論調も見え隠れします。

「インターネットにつながるテレビなど家電が身近になることが予想される。」とありますが、我が家のテレビは無線LAN経由でもうネットに繋がっているんだよな。現在の技術で簡単に構築できるのに、あえて不安定な通信手段に切り替える必要はないですね。
17:28:48 - ohishi -

pochiさんによるコメント:

我が家も無線LAN導入。カード端末とルーター端子付きで8900円。54Mbpsで快適に接続できてます。気になるのはセキュリティー設定を全くしていない「野良LAN」が溢れていること。PLCは大丈夫なんですかね?
(投稿日時:2006-02-02 23:25:30)
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新IT戦略案に対するパブコメ:官邸側の回答

表記パブコメに対する回答がWebにアップされています。PLCについては28ページをご覧下さい。
反対意見だけ計24件が出され,それに対する回答は,

平成17年に開催された総務省の「高速電力線搬送通信に関する研究会」での検討の結果、高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件等について取りまとめられたところであり、これを踏まえてPLCの実現を図っていくこととしたい。

とあります。共用検討をやらなかった研究会の報告ですので共存条件にはなっていないはずですが,官邸にはどのように伝えられているのでしょうね?興味があります。
16:15:34 - ohishi - コメント0件(追加)

2006-02-01

BPL--招かれざる客

米国の記事の邦訳なのですが,BPL(PLC)に関する部分がなかなか面白いので紹介します。
===
他の通信サービスがすでに占有しているスペクトラム空間に割り込むどの技術も、ユーザーの間に混乱を招く。その一例がBPLだ。一般には歓迎すべき客として受け入れられている短距離のワイヤレスUWB(超広帯域)とは違い、BPLは中距離の技術であり、批評家は BPLの主な欠点が、信号をその本来の送電線に閉じ込めておけないことだと指摘している。BPLの特徴は、ほぼいたるところにある交流電力配線を使用することである。しかし残念ながら、その電力配線がBPLの破滅をもたらしている可能性がある。
 送電線は50Hzまたは60Hzで交流電流を運ぶよう設計されおり、BPLが使用する高周波数の信号を送るようには設計されていない。そのような送電線を信号が流れれば、その周波数は空中に放出され、様々なワイヤレス通信に割り込む極間となり、無数の問題を招く可能性がある。
 ここ30年くらいの間に送電線を使った様々な形態の通信が出現したが、成功したものはほとんどない。数年ごとに誰かがこのアイディアを持ち出し、より高速のデータレートを約束するが、実世界の条件に直面しては失敗するということを繰り返している。決まって問題となるのがデータ送信の信頼性の低さである。一定ではない電流負荷により常に変化する高周波数特性を送電線では制御できないからだ。大手企業―最近ではGoogle―がBPLに巨額の投資を行ったが、送電線通信は「未来の技術−永遠に」というスローガンを掲げるべきだという皮肉の声も聞かれる。
===

本来この記事は,別の招かれざる客であるUWBに関するものなので,UWBに関する部分もご覧下さい。
01:10:48 - ohishi - コメント0件(追加)

米IdaCorp子会社IdaComm、BPLから撤退しCEOを更迭

ペンシルベニア州のPPL(2005-10-14既報)に続き、米アイダホ州の電力会社Idaho Powerの持株会社IdaCorpも1月25日、子会社IdaCommのBPLからの撤退を発表しました(ニュースリリースThe Idaho Statesman記事TelecomWeb記事ARRL記事)。CEOの退任のほか、BPLにユーザーの支持が得らる見込みが立たないので経営資源を音声通信と光ファイバーに集中させること、これにより第4四半期に1000万ドルすなわち1株あたり24セントの損失が出るものの、別の要因により13セントは相殺されることも付け加えています。

日本の電力会社の中にも子会社にPLCの検討をさせているところがありますが、いまは帳簿に計上していない「含み損」を損失計上するのを嫌って「悪あがき」しているのかもしれません。
00:28:22 - jr9mfk - コメント0件(追加)